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旦那様は時々頼まれ講師。幼妻&妖艶妻&マダムなやーん。

 続きです。

 今後も出てくるかもしれない、友人三人の登場になります。

 ちなみに、講師な旦那様が当たり前のように妻を絶賛するので、生徒さんは興味津々です。

 本人の自覚はありませんが、二人が並ぶと、非の打ちどころがないお似合い夫婦ね! と言われる、理想の夫婦像となっています。


「それで、彼女達を私に惚れさせる。離婚を持ち出させる。落ち込む夫達を慰めつつ、新しい妻を派遣する……という流れで、講師をして欲しいとなったのですよ」


「そんな面倒な事を引き受けるなんて……どういう風の吹き回しなの!」


「貴女も一緒に行ってくれれば、わかりますよ?」


「え! 私も参加なの?」


「貴女の大好きな、幼な妻とか妖艶妻とか、品の良すぎるマダムやーん(萌!)な方々もたくさんいらっしゃいます」


 マダムやーんの、独特なイントネーションに吹き出した。


「……友人になっても良いの?」


「異分子以外は全員知人まではいいですよ」


「太っ腹だ!」


 知人レベルでも、否、知人レベルだからこそ、厄介事を持ち込まれたりもするのだ。

 だから夫は、友人は当然、知人ですらも厳選している。


「マダムやんと幼妻と妖艶妻でしたら、麻莉彩が良いなら友人にしてもかまいません」


「おお!」


 思わず三人の美人達に囲まれて、美味スイーツを堪能する自分を想像してにやけた。


「ですので。異分子達が喚いても、スルーでお願いできますか?」


「スルーは昔から得意だから、任せて下さいな」


 むんと胸を張れば、頭を撫ぜられる。


「では、明日は宜しくお願いしますね」


「了解しました。旦那様」


「初めまして、麻莉彩さん!」


 幼な妻キター! と頭の中に弾幕が走る。


「こんにちは。時任≪ときとう≫さん?」


「できれば、亜美≪あみ≫と呼んで下さると嬉しいです!」


 中学生と自己紹介されても疑わない童顔は、見る者全ての表情を和ませるほど愛くるしい。

 やわらかい桃色のふわりとしたワンピースは華奢な彼女を人形のようにも見せる。

 シンプルなダイヤのペンダントのカッティングは美しく、デザインは可愛らしい。

 旦那様のめろっめろな溺愛が伺える。


「では、亜美さん宜しくお願いいたします」


 少しだけ腰を屈めて目線をしっかり合わせると、ぴょんと飛びつかれた。


「あらあら亜美さんたら、麻莉彩さんが驚きますわよ」


 妖艶妻ご馳走様です! と追加弾幕が走った。


 ひょいっとばかりに首根っこを軽々と、しかし優しく摘まんだ彼女の反対側の手で、しっかりと手首を握り込まれる。


 これで、旦那様を掴んで離さないのですね! わかります!


 そんなしなやかだか、しっとりと離しがたい肌質の隅々まで手入れされた美しい指先で、掌を擽られるサービスまでされて、思わず変な声が出そうになるのを、どうにか必死に堪えた。


「緋集院紗枝≪ひじゅういんさえ≫と申します。どうぞ、紗枝とお呼びくださいませ」


「紗枝さんですね。初対面の方にこういった事を申し上げるのは失礼極まりないと重々承知しておりますが、言わせて頂けますか? 眼福です!」


 全身のラインがはっきりと見える純赤で絹のワンピース。

 マーメードラインから覗く足首にはルビーのアンクレットが艶めかしい。

 何より胸元が大胆に見えるデザインだというのに、レースでたくみに隠されているのが、何ともあざとい。

 そして、これ以上はないほどに似合っている。


「まぁ! 嬉しいわぁ。麻莉彩さんのように、美人にも可愛くも見える方に言われると、凄く自信が持てますわね」


「えー麻莉彩さん! 私は! 私は!」


「亜美さんは最高に可愛らしいです! 旦那様に溺愛されていて、更にその溺愛を完全に受け入れていらっしゃるところが、超絶愛くるしいと思います!」


 亜美は一瞬きょとんとした、これまた萌心を擽る表情をした後で破顔した。

 旦那様だったら絶対に見逃したくないと思う、天真爛漫な笑顔だった。


「わかっちゃうんだ? そっかー私すっごく愛されていて、しかも愛をちゃんと返してあげられているんだー」


 えへへ……とスカートの裾を持って悶える姿には、デジカメを持ってこなかった不手際を心の底から後悔するほどだった。


「旦那様から伺っていた通りの方で、私≪わたくし≫もお会いできて光栄ですわ。穂河優貴≪ほのかわゆき≫と申します。どうぞ、優貴とお呼びくださいな」


 マダムやーん! やーん! やーん! 以下やーん! 昂奮のままに×10ほど。


「優貴様とお呼びしては」


「駄目です」


「残念です」


 漆黒のチャイナドレスに鮮やかな大輪牡丹が咲いている。

 大胆なスリットにも関わらず、清楚にすら見えるのは、溢れ出る品の良さのせいだろうか。

 手首にしている紅色翡翠の腕輪だけがアクセサリーなのだが、恐ろしく繊細な細工で、老舗の名工の物だと知れる。

 身に着けている物で、ある程度の生活環境が看破できるというが、彼女達は立ち振る舞いも含めて、女性の頂点に立てるだろうレベルを軽々と維持していた。


 まだまだ続きます。

 チャイナドレスが似合う女性って素敵ですよね。

 あの、スリットが最高だと思います。

 

 次回は一週間後更新です。

 旦那様は時々頼まれ講師。料理にアクセサリーはタブーでは?

 になります。

 アクセサリーより香料の強いシャンプーリンス、整髪料、香水、柔軟剤の方が問題かと個人的には思います。

 カレーの匂いに勝つ柔軟剤とかあるんですよ!

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