旦那様は水晶カード保持者。当然の唯一保持です。
その内懐石料理とか和定食描写とかも入れたいものです。
2000~3000文字だと料理描写で1回まるっと使っても足りない気がします。
ギルドの設定とか、細かく設定して墓穴を掘らないようにしたいものです。
夕食は正統派の懐石料理で大変美味しゅうございました。
朝食は王道な日本の和定食で、これもまた大変美味しゅうございました。
食後のほうじ茶をまったりと頂きつつ、クエスト画面を開く。
*初めての異世界お泊り。
オススメ宿マップを参照のこと。をクリアしました。
新しいクエストが発生しましたので、確認してみてください。
……純日本風の食事を食べたい時はこちらの宿が一番良いですよ。
逆にこの世界の食事を堪能したい場合は、同じく王都にある獣肉萌館がお勧めです。
宿名はセンスがないと断言しますが、料理は貴女の考える異世界情緒が満喫できこと間違いなしになっていますよ。
今夜の宿は決定かな。
宿名から察するに、獣肉を使った料理を得意としているのだろう。
どうせなら日本ではあまり食べない肉に挑戦したいものだ。
蛇肉とか言ったら、雪華は怒るだろうか。
受託可能なクエスト
*依頼を受けてみよう。
もう、不愉快な思いをする事もないと思いますよ?
彩絲と雪華は人型の方が良いでしょうね。
*冒険者ランクをあげてみよう。
王都を出るなら銅以上は欲しいところです。
彩絲と雪華がいれば、木のままでも全く問題ないですが、頼りっぱなしと言うのも嫌でしょう?
*王都を出てみよう。
彩絲と雪華のテレトリーに行くのも面白いでしょうね。
オススメ市町村マップを参照のこと。
*拠点を作ろう。
オススメ拠点マップを参照のこと。
*料理を作ろう。
新しいレシピで無双してもいいですよ。
*奴隷を買おう!
女性か両性じゃないと駄目ですよ?
3つも新しいクエストが増えている。
うーん。
夫的には力を付けてから王都を出て欲しいらしい。
心配性だから仕方ないかと思いつつ、冒険者ギルドで貰った初心者向け冊子を開く。
色々と書いてあった。
まずは、ギルドカード。
初心者は基本木のカード。
極々たまに鉛や鉄のカードからスタートする人もいるようです。
『御方は最初から金カードじゃったな』
『そうそう。でその後の功績が金でも追いつかないって、御方専用の水晶カードができたのよね』
……だそうですよ。
夫の苦手な所ってないのかな?
……ないな、たぶん。
ちなみに下から、木、鉛、鉄、銅、銀、金、水晶の模様。
クエストの数と質で上げるらしいです。
数が多くても質が悪いとか、質が良くても数が少ないとかだと鉄止まり。
冒険者とは認められないようです。
カード=ランクとのことで、
木 初心者。
鉛 初心者に毛が生えた程度。
鉄 木&鉛モンスターが楽に倒せるレベル。
銅 鉄モンスターが楽に倒せるレベル。一般的冒険者。
銀 銅モンスターが楽に倒せるレベル。一流冒険者。
金 銀・金モンスターが楽に倒せるレベル。超級冒険者。
水晶 未知数。
銅へは頑張れば何とか。
銀へは才能と金でどうにか。
金へは運がないと難しい。
そんな感じらしい。
水晶については、恐らく神運がないと駄目とか。
神運って……神様遭遇運とか?
何人かとリアルに会っていそうな気がしないでもないです。
日本でもこちらでも。
依頼はギルドマスターの裁量でランク分けされている。
自分より下位ランクは受けられるけど、上位ランクは受けられない。
未達成にはペナルティあり。
横取り行為など悪質な違反は、ランク下げ、剥奪、永久剥奪及び犯罪奴隷へ売られるケースもあり。
指名依頼はどのランクでも拒否できるけれど、ギルドマスターからの指名依頼のみ拒否できない。
大まかな仕事内容は下記の通り。
木 炊事洗濯掃除など、モンスターが全く絡まないもの。
鉛 基本的にモンスターが出ない区域での採取。
鉄 木~鉛ランクモンスターが出る区域での採取&モンスターの討伐。
銅 鉄ランクモンスターが出る区域での採取&モンスターの討伐。
貴族からの依頼。
銀 銅ランクモンスターが出る区域での採取&モンスターの討伐。
王族からの依頼。
金 銀・金ランクモンスターが出る区域での採取&モンスターの討伐。
国からの依頼。
水晶 悪魔を退けるとか、神からの依頼とか。色々囁かれいるそうな。
……何でもありの水晶は、特に書かなくても問題ない気がする。
金ランクの人達を発奮させるためとかなのかもしれないけれど。
『アリッサが望めば一日で金まで上げられるぞ?』
『御方ぐらい力がないと、国から目を付けられちゃうのが難点だけどねー』
「……一日一ランク上げ、取りあえず銅で」
それでも目立つと思うけど。
さくさくっと王都を出たいんだよなぁ。
あの、王妃辺りに絡まれそうな予感がする。
あと、三聖女(笑)に。
『アリッサらしいのぅ』
『御方も目立ちたい! って方では決してなかったけどさー』
「とりあえず今日は、木ランクの依頼を規定通りに受けて達成しようかなぁ」
『では、早速ギルドに?』
『準備万端よ!』
整理整頓は苦手ではない。
困った時はアイテムボックスな指輪に全部突っ込んでしまえばいいだけの話。
勿論素敵バッグはちゃんと使い倒す心積もりであるけれど。
『今夜の宿は? こちらの宿に連泊するかの?』
「喬人さんオススメの獣肉萌館にしてみようかなーって」
『あ! そこはレア獣肉が美味しいわよ。私もオススメ!』
『くっく。共食いするとは!』
『なによ! 彩絲だってそうでしょ!』
ふぉ!
蛇肉は想像していたけど、蜘蛛肉もあるとは!
どこを食べるんだろう?
気になるけど、後のお楽しみにするとしよう。
「まぁ、まぁ。喧嘩しないで。好きなお肉を食べればいいでしょう?」
『うむ』
『確かにねー』
「それじゃあ、行きましょうか」
私は荷物を手にして腰を上げる。
二人も続いて私に倣った。
次回は、『旦那様は水晶カード保持者。依頼受けました!』になります。
お読みいただきありがとうございました。
次回も引き続きお読みいただけると嬉しいです。




