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“最終話”復讐 恋のフラグ

久しぶりの投稿ですね、こちらの作品は。

今回が一応最終話です!

今日も見事な晴れ空。

だいぶ屋敷の模様替えも終わってきて、椎那もやっと楽ができるようになってきた。

夏に差し掛かってきてメイド達も衣替えを始めていた。


「でも椎那良かったよなー、殴られてたとはいえ

バレたくないというあいつの意思のおかげで

夏服とか着れるようになってて…本当安心だな(これで半袖着れないとかならアイツのこと本当許せないけど。)」


愛乃は、自分の部屋の模様替えを行う椎那に向かって言う。

突然何を言い出すのかと首を傾げるとすぐにその答えは返ってきた。


「いやぁ…半袖も着れず長袖じゃ刻落とすにも大変だろ?」

椎那が発火した。

「そ、のののの、えっと…別にい、色仕掛けみたいな…は、破廉恥な事するつもりな、ないですよ?〈キャラ崩壊〉」

珍しく昔の様に反応をするので愛乃はクスッと笑った。

「ばーか(笑)

あ、そうだ…最近すげぇ頑張ってくれてたからご褒美。

刻と行ってきたら?」

渡されたのは遊園地のチケット。

最近出来た所で、『大人が楽しめる』というのがコンセプトな遊園地。

だが、何ら子供の楽しむ遊園地と変わりないアトラクションで、行く前から詐欺と言われてしまうようなところ。

そんな事を世間に興味のない響紅天家の関係者が知るはずはない。

「いいんですか?て、何で刻さん限定なんですか!!(刻さん以外誘う人いないみたいじゃないですか…)」

ニヤニヤとして愛乃は、椎那を見る。

その手に持っているのは刻の事を見ている椎那の姿が写った写真だ。

「だって、好きだろ?(椎那にも刻にも幸せになって欲しいし。)」

どんどん赤味を増す椎那の顔。

こんな顔を見せるのは主に愛乃にだけだ。

他の人の前では何があっても無表情であり続ける。

「っ!!!…そ、それはこの間気付いたばかりで…その…うぅ…」

狼狽える姿を見て 刻は幸せ者だなぁ。と、愛乃は思った。

椎那が心を許すのは時間と二人の頑張りと気持ち次第だ

それに関しては特に心配する必要もないと確信していて軽く笑っている。

「デートが不安なら相談乗ってやるし、誘って来ないなら…そうだなぁ…刻の事解雇するけど(半ば強制で脅しに近いがまぁ結果が大事だ、こういう事は。)」

頷いた椎那を見て“頑張れ”と言って背中を押す。

何だかんだ言って優しいのが愛乃だ。




「はぁ…(…最近、椎那さんが余所余所しい…。

あの窓ガラスが割れた日からだし、僕何かしちゃったんでしょうか…)」

思わず漏れるため息。

刻の頭は椎那でいっぱいだった。

妙に避けられている気がしていてそれが悲しいと思っていた。

キス以来、意識していたからか余計に傷ついているんだと。

そう思っているが何処かモヤモヤとしたところが刻にはあった。


「と、刻さっ…(あ…)」

咄嗟に椎那は隠れた。

その理由は刻が他のメイドと喋っていたから。

モヤモヤとした。

喋っている理由はわからない。それでも、椎那の心中は穏やかじゃなかった。


「あの、伯零さん、その…!」

周りを確認するメイド。

刻は、何事なのかと思っているだけでこの様子が人に見られてるなんて思ってもなかったしこの後出てくる言葉にさえも気付かなかった。

「どうしたんですか?」

背の低い刻はどうしたって人を見ると上目遣いになって、それは話す相手の心を撃ち抜いた。

メイドは、見ている椎那には気付かず口を開いた。

真っ赤な顔で。

「私っ!!!

は、伯零…いえ、と…刻さんのことが!!!!























好きなんです!!!

付き合ってくださいっ!!!」

それは廊下中に響きわたった。

「えっ?」

隠れていた椎那も、当然聞こえていた。

刻は、今起きている状況が飲めずにいた。

告白と同時に差し出されたクッキーの袋のラッピングの銀色のハートに光が反射して映る自分の顔を見つめて必死に問いかけた。


ーーーーーー今何が起きているの?ーーーーーーと。



「え…?」

椎那は、聞こえた声に動揺を隠せなかった。

刻が告白されている。

刻がモテるのは薄々と感じていた。

背の低い割に男らしく美形であり、頭も良い。

そのくせに控え目で僕が一人称なところ。

だが、こうして目の前で告白を見るのは初めてだった。

(なんて答えるの…?刻さん……)

耳をすませた。聞こえるはずもないのに。

もう一度のぞき込むとクッキーを持って立つ刻が見えた。

メイドはいない。

恐る恐る近づく。

平常心を保つ。

「刻さん?何突っ立ってるんですか?

て、それクッキーですか?仕事サボって何やってるんですか」

何も見てないふりをした。

「ッ!?あ、し、椎那さん…これは、さっきメイドさんに押し付けられたんです…。(告白されたとか言ったら「自慢してるんですか?その人頭おかしいですね、同情します」って平気で毒吐かれそうだなぁ…)」

ニコッと笑い答える刻に何故かチクリと胸が痛んだ。

嘘をつかれていると思えてしまった。

それでも、何とか表情と心を保つ。

「そうですか…良かったですね。刻さんなんかにも物をくれるなんて。」

毒を吐くことで誤魔化す。

仮面は誰にも剥がせない。

「ははっ、よっぽど僕が哀れだったんですかね?(何か…元気がない?いつもとは違う…何か刺々しい…。)」

剥がせないはずだった…。

気付かれないはずだった。

「…そうですよ…じゃなきゃ、刻さんなん…か…相手にされないどころか、認識もされないです。(声…上手く出ない…)」

本人は気付かなかった声が出にくいのは、泣いているからだと。

声が震えていることすら気付いてない。

仮面は他の人に外せなくとも

自分では簡単に外せてしまう。


ギュッと包まれた。身長差的に、顔を埋められていたが。

刻は椎那を抱き締めていた。

「何かあったんですね…僕のせいだったりする…でしょうか?それなら教えて下さい…。

ちゃんと聞きます、だから、僕のこと…嫌わないで下さい…。」

上を向いた刻はその時気付く、椎那は泣いてるだけでなく顔が赤くなっているということに。

椎那は抱き着かれてから顔を赤くした。

何故か小学生に抱きつかれてる感覚になったが、好きな人に抱き着かれているという事実に変わりはない。

「…っ…グスッ……ぅ…ぁ……んっ!!」

椎那は言葉に出来ずに刻にキスをした。

驚いて刻は、反応も出来ずに床に座り込んだ。

「っ…っはぁ…んっ…落ち着いて…椎那さん…っ!せめて…ここ、廊下ですから!!」

照れた表情で、刻は叫ぶ。

でももう気持ちが溢れ出してしまった椎那には通じない通じない

もう、止まらない。


「馬鹿…刻のばか…ばかばかばか…!

告白なんてされて…ばか…デレデレしてたんでしょ!

クッキー受け取ってるもん…そう言う事でしょ?

ばか…ぅ…ばぁ…か…

好きなんだもん…私のが…刻の事前から大好きだもん…」


子供のように泣きじゃくりいつもとは違う子供のような喋り方。

さすがの騒ぎに集まってきたメイドや執事達。

愛乃や和稀の姿もそこにはあった。

ニヤニヤとする愛乃にポカーンと突っ立っているその他達。

先程、刻に告白したメイドもそこにはいた。


「え…?と、え?あの…その前に人…

それに、刻って///

本当落ち着いて下さいって…っ…///

(どうしよう…こんな時なのに…前屈みだから見える椎那さんの胸元に気を取られるなんて…///


それに…泣いてる顔が何故か色っぽくて…艶っぽいっていうか…

単刀直入に言っちゃうと…エロい…顔だ…)」


周りに人がいるのも見えない。

そのくらい椎那は必死で、泣いて幼児化していた。


「…嫌い?私…嫌い?

背が刻より大きくて可愛気(かわいげ)が無いから?

毒ばっか吐いちゃうから?

隙も無いし…ほかの女の子みたいに萌える要素がないから?」


相当必死なんだって思い知らされる。

周りの目なんて気にならないほどに刻が好きだ。


「…あ、あのさっきの方は、断りましたから!

落ち着いて下さい///!

あと、僕も椎那さんのこと

ちゃんとお仕事仲間ですし好きだと思ってますから!

落ち着いて下さい!」


必死に説明して落ち着かせようとするが

その言葉は逆効果だった。


「違う!好きってキスしたいとか!そう言う事なの!

ぎゅってしたいとか!

この人と子孫繁栄したいとか!

…愛してるとかのことですよ…ばか…。」


唇を重ねようとしてくる椎那の口を手で押さえた。

人前でキスはしたくなかった。

(だって…椎那さんのキスしてる時の顔可愛いから……)

勿論、その意味も刻はわかっていた。

ただ、人前で言うのには抵抗があった。

(ていうか、子孫繁栄したいとか!…て。

もっと言い方あったんじゃ…///)

だが、必死な椎那が目の前にいる。

女の子にここまでさせて男がこんなでは愛乃は許してくれないだろうと、刻は思った。


「はぁ…()()…落ち着いて。

()だって、ちゃんとそういう意味だから///

…ふぅ……付き合って下さい。」


真っ直ぐに見つめて言う。

その瞳は椎那を落ち着かせた。

冷静になって一気に恥ずかしさがこみ上げ逃げようとするも人が集まってきていて逃げる道などない。

もともと椎那が押し倒してしまったのだが

それを利用して刻に腕を掴まれている。


「…///

っ…は、はい……///」


湧き上がった。

拍手やら冷やかしで埋まる。


その中で愛乃が

出てくる。


「てことでみんな見たとおり

カップル成立だ。今夜はお祝いパーティー。

明日はこいつらに休みを与えて3日デートさせる。


反論があるやつは…犯される覚悟で俺の前においで」


ブラックスマイル。

勿論行くものなどいないし、そもそも反論などない。


そして祝福される事となった2人。

とりあえず落ち着いて話せと言われて椎那の部屋へと行くことになった。

最後にすれ違い際に、愛乃に「あの子は俺の差金だから」と言われたため、椎那は、なんだかより一層気まずくなっていた。



「完璧にやられましたね…」

気を使って先に話しかける刻。

「すいません…完璧に勘違いしてました…。」

謝罪をしたあと二人でくすっと笑いあった。




二人をくっつけて満足な愛乃は部屋に戻り椅子に座る。

そして、自分に惚れているのだろうと確信した復讐相手にそろそろ復讐を始めようと思っていた。

もちろん心は痛む。

大事な人の兄だから。

そんな事をしているなんて知られたら彼女はなんと言うか。

それでも姉のことを守り切れず葬式にすら参加しなかった


「……そろそろ…だな。姉ちゃん…」

窓の外を見つめる。

自然の色がほとんどモノクロに見えている愛乃が滅多にしない行動。

あの日からもうすぐで3年が経とうとしている。

だから、椎那を家から出すのは少し抵抗があったが計画のため。

「はぁ…どうしてやろうかね…。」

やる事が沢山ある中にさらに姉の命日が近付いている。

いつもはベッド横の引き出しの奥にしまい込んでいる写真立てを机の上に出す。

まだ数年しかたってないのにすごく懐かしい。

普段は悲しみに浸っている暇などないと自分に厳しくして姉の写真を見ないようにしている。

愛乃が見るのはこの時期だけなのだ。

「…姉ちゃん…アイツが…姉ちゃんの愛した人なんだよな

でも俺は好きになれない」


()()()”を許せなかった。


愛乃の復讐相手は、和稀だった。

それがわかったのは、姉の話によく登場していたのを覚えていたことと

『桜紅血』という偽名だ。


「そろそろ本気で…潰しにかかろうかな…」

ニヤッと口角を上げる。

しかし、いつもの悪戯顔とは違い全く笑っていない。

明日からの3日間が仕掛け時だと。

遊園地はかなり広く、ホテルもある。

例えるとしたら千葉県にあるのに東京と名前に入る夢の国のようなものだ。

この写真立てを出すことで響紅天 椎那の妹であったことを気付かせるのが一番最初の仕掛け。

ある部屋に仕掛ける。

「死ぬ前まとは言わない。死にたくなるまで追い詰める…」




そしてその日盛大に祝いパーティーはおこなわれた。

明日には出れるように二人には準備をさせて愛乃は、今までの念入りに組んできた予定を鍵を閉めた部屋でニヤリと笑いながら見る。

その計画は精神的に追い込むものが最初に詰め込んである。

先程の場では言わなかったが実はこの3日間のために和稀以外の者を別荘に先に行かせて準備させるよう伝えてある。

本気だ。




「じゃ、行ってきますね…。」

初々しく手を繋ぎ響紅天家の車に乗り込み遊園地へと向かう二人。

「おう、行ってこい」

行ってから、数分後和稀に気付かれないうちに使用人を送り出した。

門を締め切らせ…屋敷の鍵も閉める。

「なぁ、和稀…和稀は、俺の事好き?」

それよりも何よりもこの確認。

確信したとはいえ、たまに紛らわしいことしてただけのやつもいる。

これは絶対条件。

「っ!?好きっ…スよ?///」

頬を赤らめる和稀を目の前にした。

安心したような薄っぺら笑顔を貼り付けるも、そんなのは一瞬のこと。

冷たい目をした。

「ふーん、ついてこい。」

扱いは雑で、執事服の胸倉を掴み引っぱる。

愛乃が特別につくらせた部屋にブチ込む。

そこは、普通の部屋に近い。

「な、んスか!?」

動揺して、ここがどこかを把握するため周りを見渡す和稀の目に入るのは写真立て。

写るのは無邪気に笑う二人の姉弟。

今より少し幼い愛乃と、和稀の彼女だった椎那…。

「っ!?!!」

そして、驚いた和稀に追い討ちを掛けるように愛乃は、

姉のよく着ていたものに似せた物やお気に入りだった死守した髪飾りを付けて近寄る。髪の色も全く同じようにウィッグをかぶり部屋へと数分後に入った。

「ねぇ…わかる?

()がどんな風に死んだか。笑って死んでいった…遺体すら見つけてもらえない。

貴方にすら見捨てられるように…なんで来なかったの?」

姉の口調を真似する。

いきなり色々突きつけられた和稀は混乱しかできなかった。

「っ!?それは!!

それより、どういうことなんスか!?」

問い掛けるも、、答えなど返ってくるはずはない。

「何で裏切り者にそんなことを言わなければならないの?

私…海に沈められたのよ?

探しにすら来てくれなかったじゃない

そのくせに、私の偽名を使って……」

和稀の中には恐怖しかなかった。


「何言ってんスか!桜紅血 椎那っスよね!?

愛乃んは、響紅天 愛乃じゃないスか!

姉弟なはず…!

偽名なはずだってないっス!隠し事はしてないって言ったッス!!」


現実を認めないで喚いている。

愛乃はそう思った。


「私と愛乃は姉弟よ。たった一人の愛しい肉親。

それよりも、答えて…。

何故、私の葬式にすらこなかったの…?」


近寄る。

愛乃ということはわかっていても怖いと思った。

たくさんの新事実が突きつけられる。


「それは…っ……」


言葉を詰まらせた。

言えない、ただ怖くて認めたくなくて

部屋にいたなんて。


「……和稀は、そのくせ…

私の弟を好きになった…

私は何だったの…?」


完全にビビって喋らない和稀。

苛立ち。

愛乃は、和稀の腕を掴みベッドに投げ倒す。

鎖に繋がれる和稀。


その状態を見てから、愛乃は部屋から出て姉の姿をやめる。

朝食をとるため、デリバリーを頼む。

死なれては困るので和稀の分も。

自分の分の食事を済ませてから、和稀の分を持って監禁部屋へと向かう。


「ほら、飯だ。」

鎖に繋がれてるとはいえベッドの上は自由に動ける使用になっているので、座らせる。

「ここは、姉ちゃんの部屋に似せた作り。

いや、本物と思ってもらおうか。」

ニコっとも笑わないニヤっともしない。

本気なんだと全身に寒気が走った和稀。

「…俺の事をなんで招いたんスか。」

食べる前にそうつぶやく。

「椎那と復讐のため。」

それ以外には理由などない。

当時は特に人手に困ってはなかった。

「今までの行為は…?」

震えた声で尋ねる。

怒りで震えてるわけじゃない。

恐らく恐怖だ。

「お前をドン底まで落とすのに少しくらいじゃ、面白くもないから。」

しれっと答えた。

それに嘘はない。

「…そんなの…。」

そう呟き涙を流す和稀。

そんな姿を見ても痛くはなかった。

過ぎる椎那の顔はあったが今はそれよりも姉だ。

生きている方が大事だが、今を逃せばチャンスはない。


「だから俺はお前なんて嫌いだよ。」


一番和稀が聞きたくなかった言葉。

それは、何度も何度も響いた。


「っ--それでも…俺は愛乃んが好きっス!」


その言葉にもゆれることはない。

つまらない答えとしか思わなかった。


「あ、そ。つかそれ早く食えよ。死なれたら困る。」


キレ気味にいう。

やっと食事をはじめる和稀。

その光景を見て笑う。

その食事には、麻痺するように薬を仕込んである。

全部食べると効く使用だ。

さらにくわえて、1時間程度息がしづらくなる


麻痺が効いたようで、倒れる和稀。

それをみて、愛乃はクスクスと笑う。


「はっ…ざまぁみろ。

お前なんて苦しんで当然だ。」

そうして、思い出のもののレプリカを周りにおいていったり

姉の話していたことを言っては、そのあとに裏切り者などといった。



1日目で相当和稀の心は壊れた。



そして、二日目はあえて何もせず食事と飲み物を与えるのみ。

トイレに行きたいと言っても、尿瓶や、ビニールを置いておかれる。

それを捨てる事すらしてもらえない。



そして、三日目。


冷えきった愛乃の目。

和稀は、それでも愛乃を好きと言う気持ちを捨てなかった。

でも、愛乃は、片手に水をもっていた。

大量の。


「…そろそろ、死ぬくらい…苦しめ。

姉ちゃんと同じように、水で。」


そろそろ、殺されると思った和稀は、吐いた。全てを。

吐こうとしたと言うのが正しい。

聞くまでもなく愛乃は、水をかけはじめた。

それでも屈しないでいたら、きいてもらえることとなった。


「俺…怖くて認めたくなかった。

椎那に椎那ちゃんが死んだって言われてもみんなに言われても。

遺体が見つかってないんだって信じなかった。

だから、行きたくなかった。

何を言われても心を閉ざして耳も塞いだ。

今までに、遊んでいた場所に行ったりなんかして、いつかフラって帰ってくるの望んでた。

耳を塞いでたから、椎那ちゃんの家やなんかもわかんなかった。

嘘だってずっと思ってきて

それでも、心のどこかでは認めてたんだ。


だから、ペアで買ったネックレスだって見たくなかった。

一緒に撮ったプリクラだって見たくなかった。


言い訳はしない、これが真実だ。

葬式に行かなかったのは、逃げてたからだ。

死に向き合わなかったからだ。



だから、愛乃ん…俺をいっそ殺して欲しいっス」


全て語った。

和稀の話を聞いて少しは納得した。

許そうと思った。

何も知らずに恨んできたのは、『遊びだった』のではないかという思いがあったからだ。

でも、最後の言葉で許す気は失せた。



ーーーー俺をいっそ殺して欲しいっスーーーー


それはつまり、生きていたかったのに、殺された姉に対しての侮辱ともとれた。

寂しがり屋で本当は幼いままで成長していない椎那を悲しませる行為。


愛乃の大事な人を傷つけ冒涜する行為。

何も言わずに水のペットボトルをぶん投げて、信用できるメイドを呼び出した。

そして来るまでの間に、和稀の顔面をぶん殴った。

腹を足蹴した。


「二度と殺せとか言うな。そんな事言ったら今回みたいな事を何度だってやる 」


軽く瞳孔が開いているととれる。

そんな目。


呼び出したメイド達を招いてきた愛乃は、和稀の拘束をときいろいろさせた。

和稀は、解放された。

「言わないっスから、俺と本気で付き合ってくれないっスか?」

そんな言葉は、無視した。

今日は、帰ってくる二人を連れて、別荘にそのまま連れていく。

「俺本気っスよ?()()


ゴッ


顔面パンチ。

突然呼び捨てにするなということ。

「俺はお前を許したわけじゃない。

最後の言葉が無ければ許したけどな。」

さっきまでとは違う愛乃の様子。

めげてない和稀に呆れて溜息をついている。

「もう言わないっス!愛乃、好きっスよ?大好きっス」

ニコニコとし話しかけてくる。

数秒で三日間のことを忘れたのかと思うほどの切り替えの早さだった。

「一回死んで帰って来い。正気になれ。」

少しだけ微笑む愛乃。

誤解が解けたということだ。

ただ、完璧に信じきったわけではないし、最初から話さなかったので謝る気は全くなかった。

「あ、ちょっと笑ったっスね!

正気っスよ〜?愛乃こそ素直になった方がいいっスよ?」




とりあえずこうして、監禁事件は終わった。

どうだったでしょうか?

少し、無理矢理な感じがしましたね(汗)

シリアスな感じを出したい、とか思ってしまいました。

このあと番外編として二人の遊園地デートを書かせていただこうと思いますが…

一応、ここでお話は終わりにします。完結です。

無理矢理感とか何が目的だったかとかハッキリしてなかったので…。

それでも私はこのエンドかけて満足です。

一応主人公は愛乃くんなので…。


ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

コロコロと作風が変わってるし、読みにくさを自分でも感じます。

誤字、脱字、意味がおかしいもの

たくさんあります。

名前も少し厨二臭かったりします。


ですが、これからもよろしくしていただけると嬉しいです。

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