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第14話 バトルロワイアル



「ん?朝か………ってここは何処だっ!?」


朝目覚めると見知らぬ部屋に居た。部屋にはクラスメイトたちの姿もある。

このシチュエーション、なんか嫌な予感がする。


『皆さんおはようございま〜す♪』


壁に設置されているスピーカーから妙にハイテンションな声が響いてくる。


『皆さんには今から一時間後、最後の一人になるまで殺し合って貰います♪』


ざわっ、っと一気に部屋の中が騒がしくなる。

バトルロワイヤルそのものだな。


『今から五分後に武器と食料が入った袋を持ってくからおとなしくしておいてくださいね〜♪』


「よし、とりあえず……………何しよう?」


よく考えたら何もやることがなかった。

う〜ん、逃げるか?


『あ〜言い忘れてたけど逃げたら問答無用で死にます♪というか殺す?てへっ☆』


やけに可愛いらしい声で実に恐ろしいことを言うスピーカーの人。


『それともう一つ、逃げたってどうせここは絶海の孤島だよ?それじゃ頑張ってね〜♪』


「マジか…………つーか忠実に再現しすぎだろ」


五分後、和馬と合流した頃、黒服の男たちがやって来た。


「なぁ和馬、これどうする?」


「面白そうだからいいと思う」


聞いた俺がバカだった。

こうなったら最後までやるしかない。


「では、これから一人十分間隔で外に出てもらう。出ていく時はこの袋を取っていくように」


黒服の男たちは淡々と説明をする。

一人、また一人と外に出ていく。んでついに俺の番。


「なんでこんなに落ち着いてんだろ、俺」


ちょっとした違和感に首を傾げつつ外に出る。


「外に出た瞬間殺されるってことはないよな、さすがに」


とりあえず隠れる所を探す。

歩いて数分の所にあまり人目につかない洞窟があった。


「とりあえずここに隠れるか」



まずは武器の確認をする。入っていたのはナイフだった。


「ナイフか…まぁ無いよりはマシか」


次は食料の確認。乾パン、缶詰め、水。

まぁメジャーな非常食だな。これだけあればなんとかなる。ん?まだ何かある?


「な、何故これが………」


最後に出てきたのはカオスジュース。これは食料……なのか?


「はっ!?これも武器とかじゃないのか?」


確かにこれなら殺人、とまではいかないものの気絶するくらいの威力はある。


『はいは〜い、第一の犠牲者が出ましたよ〜♪佐藤くんで〜す』


「…………早い」


佐藤よお前のバスケの時の勇士は心に刻んでおくよ。


『ちなみに死因は、ナント!…………カオスジュースを飲んだことによるショック死です』


「………バカだ」


佐藤くんの勇士は一瞬で消え去った。その代わりに佐藤はバカ、ということが心に刻まれた。


『お〜っと?次々と犠牲者が出ている?しかも死因は全員カオスジュースによるショック死だ〜♪』


「おいおい、皆バカすぎだろ。というかカオスジュースってそんなに威力高かったか?」


疑問に思い手に取ってみる。


「何っ!?」


そこにはなんと…………濃度100倍の文字があった。しかも端っこにすごく小さく。


「……………」


うん、間違いなく死ぬな、コレは。つーか死なないヤツはいないだろう。


『えーっと………カオスジュースで自爆した人がたくさんいるので残り人数は結構減ってます』


オモシロ半分で飲むな愚か者たちめ。


『あと残りは……………月代悠、朝宮華凛、青龍、間塚和馬……………あ、あと校長先生ですね〜♪』


「少なっ!つーかなんで校長が…………」


バトルロワイアルって生徒だけだよな?


「面白そうだったからじゃ」


「!!」


いきなり校長が出てきたので身構える。


「ほっほっほっ、そう構えないでくれんかの?何も倒しに来たわけではない」


それを聞いて緊張を解く。


「確かに倒そうと思えば倒せましたね」


そうしないということは倒す気が無いということだ。


「で、何か用ですか?」


「いや、大したことじゃないんだがの。このゲームには黒幕がいると思うんじゃ。そこで月代くんに手伝って貰おうと思うての」


黒幕を倒せば一件落着ってわけか…よし決めた。


「はい、そういうことなら喜んで」


協力宣言をした瞬間次の犠牲者が出た。


『ピンポーン♪は〜い、犠牲者がまた出ましたよ〜♪朝宮華凛と間塚和馬で〜す!』


「む、これはいかん。早く黒幕を倒さねば手遅れになるぞ」


いや、もう手遅れな気がするんですけど。


「月代くん!逃げるんじゃ!………ひでぶっ」


秘孔を突かれたハー〇様のように奇声をあげて死んでしまう校長。

しかもきれいな死に顔だ。


「誰だっ!?」


「私だよっ」


ヒャッホウ、って感じで飛びかかってくる青龍。もちろんその手には青龍刀を持っている。

とっさに持っていたナイフで刀を受け止める。


「青龍!?お前何してんだ?」


「いや〜、メルヘンだね〜」


意味わからん。つーかいい感じに壊れちゃってるのは気のせいか?


「イェイ♪」


ふんふんふーん、と鼻歌交じりで刀を繰り出してくる。ノリノリだ。

くそっ、このままでは俺がやられてしまう。ここはアレを使うか。


「秘技・よそ見」


すっ、と某ボクシング漫画の青木のようによそ見をする。

当然、青龍は引っ掛かっているはず………。


「何やってるの?」


「はうっ、効いてない!?」


「隙あり♪」


ばっさりと袈裟斬りされる俺。

ああ、出だしからなんか死亡フラグが立ってね?って思ってたんだよな〜。


「ふふふ、優勝だよ………………私が新世界の神になる」


青龍も壊れてるし………………。


「………ガクッ」



――――BAD END









「って、んなわけあるかーーーーーー!!」


ガバッ、とかつてない勢いで起床する。


「…………………夢か」


どうやら滅多に飲まない酒のせいで悪い夢を見てしまったようだ。


「何だったんだ、あの夢は………」


寝汗べっとりで気持ち悪い。しかも拳はナイフを強く握っている。


「あれ〜?なんでナイフなんか持ってんだろ〜?」


寝汗の次は冷や汗がダラダラ出てきた。

ダメだ、これは深く考えてはいけない、と脳が必死に訴えてくる。


「わ、忘れよう」


こうして不思議な夢は心の片隅、記憶の奥深くに封印されることとなった。

ん?つーか黒幕って誰だったんだ?



久しぶりに書いたからもの凄く雑です(^_^;)しかも内容が意味わからん(´∀`;;;)ぶっちゃけいいネタがない…orz

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