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第1話 出会いとご飯

小説を書くのは初めてなので下手かもしれないけど読んでやってください。



「ユウ〜ご飯まだ〜?」


朝っぱらからオクターブの高い声で朝食の催促が飛んでくる。


「すぐできるからもう少し待ってろ。と言うか少しは静かにできんのかお前は」


「ユウ知ってる?日本には腹が減っては戦はできぬって言うすばらしい諺があるんだよ?」


「戦なんてしないだろ!」


そんなことをゴロゴロしながら言っているコイツは青龍。

かくいう俺は月代悠って名前だ。


俺とコイツと出会ったのは十二時間くらい前のこと…



−−−−−−−−−−



『今日の夕食は何にすっかな〜』そんなことを考えつついつもと同じ帰り道を歩く。


「にしても買いすぎたか?」


自分の両手を見て呟く。

今日はスーパーで大安売りがあったのだ。


「まぁいいか」


そうしているうちにアパートが見えてきた。

自分の部屋に入ろうとする…が入れなかった。

なぜなら……部屋の前に着物姿の女の子が倒れていたからだ。


「………誰?」


素朴な疑問を口にする。

アヤシイぞ。アヤシすぎる。どうしたものかこの状況。

とそこで女の子が口を開いた。


「……お腹減った。ご飯ちょーだい」


第一声がそれかよっ!とツッコミたくなる衝動を押さえ冷静になる。


「………行き倒れ?」


「うん、そんな感じ」


「……………」


心の中で『関わるな』と言う自分と、『助けてやれ』と言う自分が葛藤すること約数十秒。結局『助けてやれ』と言う自分が勝った。


「しょうがない、メシ食わせてやるよ」


とは言ったもののまだ何も準備出来ていない。


「俺は月代悠だ。で、君はなんて名前で何者なんだ?」


女の子の整った顔立ちと、背中くらいまである黒髪に見惚れながら、必要最低限の情報を得る。


「うん?私は、青龍って名前で神獣だよ」


「はい?」


ごめん、なんか知らん単語が出てきた。


「神獣って何?」


「えっ!?知らないの?日本で言うと神獣ってゆーのは、私とか朱雀とかだよ。まぁ簡単に言うと伝説上の生きものってトコかな」


なんか言うことがぶっ飛びすぎていて頭が混乱してきた。……が次の瞬間理解した。


「そうか、君は電波少女だったんだな」


「ああっ、何それっ!絶対信じてないね?」


生きる伝説電波少女。うん我ながらナイスなネーミングだ。


「これは証拠を見せないと信じてもらえなさそうだね」


そう言うと彼女の手に青龍刀が現われた。


「手品が出来るのか、スゴいなお前」


「まだ信じないの!?じゃあこの切れ味を見て驚かないでね。…………すぅ……ふっ」


そう言って彼女はコップに向かって、刀を一振り。

コップは音もなく真っ二つになっていた。


「なっ………」


さっきまで余裕綽々だった俺もさすがに声が出ない。俺が何も言わないので、まだ信じていないと思ったのか、青龍は手当たりしだいに家具を一刀両断しようとしている。


「ちょっと待ったー信じるからそれ以上部屋を破壊しないでくれー」


「やっと信じてくれた?」


と青龍は満足そうにどこかに青龍刀をしまう。

ときどき作業が途切れてしまったが、無事に夕食を作り終えた。

青龍は夕食を食べ終わるとすぐに寝てしまった。起こそうとも思ったが、青龍刀のことを思い出して、結局『まぁ一晩くらい泊めてやってもいいか。むしろ起こしたら殺される』という結論に至った。




−−−−−−−−−−



そして朝食を食べている今に至るわけだ。


「なぁ青龍、お前どこか行くアテあるのか?」


「ここに居候させてもらいたいけど……ダメ?」


うっ、そんな子犬みたいな目見られたら断れないじゃないか。


「まぁ別にいいけど……」


「やったーありがとー」


とそこで気付いた、なんだか俺の(主におかず)が減ってないか?


「っておい!それ俺のだろ」


青龍がパクパクと俺の朝食を食べていく。


「まぁまぁ、男は堅いこと言っちゃいけないよ」


くっ、この食いしん坊め。


「あっ今、食いしん坊とか思ったでしょ?」


「げ……なぜそれを(汗」


「女のカンは鋭いんだよ?ふぅ、ご馳走様〜♪」


いつの間にか朝食が無くなっていた。


………マジで?



やっぱり小説を書くのは難しいです。感想などあったら言ってください。

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