韓国海苔とルイヴィトン
僕は韓国海苔とルイヴィトンが大好きだ
もうここで どうゆう意味なのかわかった人はヤバいよ。
ヤバすぎて俺とはレベルが違いすぎるから
『なんだそんな事かよ』って
温かい目で黙って見守ってて欲しいわ…。
シンプルに『なんでだよ』って
思っちゃった人には言っときたいんだけど
俺は別にK-POPに かぶれててその国の食べ物も!
とか
ハイブランドに取り憑かれて……
とか
そう言った類いでは無いわけ…
まぁ聞いてよ
俺、生まれ育ちは地元の県営住宅でさ
いわゆる団地育ちってやつだよね。
育ちが良いのか悪いのかって聞かれたら
むずいんだけど、父親は決まり文句みたいに
「お前、幼稚園卒だかんな」
ってよく言ってたんだけど、これって親的には
【私立の学校に通わせた】
に近しい物があるのかね?
この理論で行くと育ち良いよな?幼卒の俺。
世間様での団地のイメージを知ったのは
割と大きくなってからだったから
自分は鈍感だったか、幸せ者だったのかまぁ両方かな?
「くそ!!なんてうちは貧乏でひもじいんだ…
のしあがってやんねぇと割にあわねぇぞボケが…」
みたいな団地あるある的なそうゆう事は
憧れみたいなのはやっぱ強いけど1回も思った方が無いかもしれない笑
逆に誰かに話してみてやっと
お互いの普通とは違うわとかってわかったりする事もあるだろうから積極的に何かしらで発信してみたいね
しいて言うなら小学生の時のいつだったか忘れたけど
何日か塩おにぎりだけが連続でご飯に出て来た時があって
その当時は想像力が欠如してた節はあるけど
悪気もなく「なにこれ!?おにぎり…だけ!?」とか言ってた自分が生意気で贅沢なガキだと思い出すエピソードくらいかな?
それでも昔SMAPの中居くんが水掛けご飯を食ってたとかって話しをテレビでしてたりして、自分ちが貧乏とか一切思わずにテレビ見ながら【ヤベェなコイツ】くらいにナチュラルに思ってた印象がある。
まぁ、そうやって絶望しなくて済んだ家庭にしてくれた親には感謝しかないし、自分にも家庭が出来た時には全員が一緒に住んでいた時みたいになれれば良いなとは今でも思う。
ちょっと脱線したね
話を戻すと
そうゆう風に暮らしてこれたのは意識してたのかは知らないが今となると親なりの工夫を感じる事が出来る気がする
俺は古本で育ったと過言ではなくて断言できる
小説、マンガ、雑誌なんでもござれだ。
僕はマンガ、雑誌は好きだが
小説や活字だけの物には苦手意識がある…
と、ここ十数年自己洗脳していたようだ。
「やべぇなやっぱ本は昔から読めねぇわ!」
ってなんとなく母親に言ったわけ
てかダルいからママでいい?
で、ママが言ったわけよ
「え、ヒドロ小さい頃に訳わかんないくらい小さい文字のキモい本『買ってぇ〜』って言ったり、毎週休みの日は『図書館に連れてってぇ〜』って言って何冊も借りてずっと1人で読んでたじゃん!」とか言ってさ
マジで?誰それ
本当にそんな感じ
そんな幼少期だったら俺は学者にでもなってねぇと
割に合ってねぇだろ笑
でも怖いよね
全く覚えてない
自分で覚えてるのはマンガ・マンガ・マンガ だ
これが住んでた団地は当たりだったラッキー!
ツイてる!運が良い!もはや憑いてる爆笑
1階は3段階段を登ったら踊り場になってて
集合ポストが付いてるんだけど集合ポストの南側に
さらに上に登る階段とその階段下に鍵付きの資源ゴミの仮置き場があって定期的に鍵が開く。
ある日ダンボールを捨てに行った時に僕は見つけた
コロコロコミックだった。
今、思い返すと少年ジャンプも間違いなくあったが
当時の自分の眼中にはコロコロしか入ってこなかった
僕は迷わず家に持ち帰る事にした
これが後にとんでもない事になるとはこの時の僕はまだ知らない。
この日を境に常習的に家にマンガを持ち帰ってたんだけど
この団地VIPが住んでたみたいでほぼ新品みたいな単行本も捨ててあったんだよね…
そんな感じでマンガが手に入る事に浮かれてたある日
「お〜い これなんだよ〜」
ってパパだよ
普通にマンガだよ。とか、見てわかるだろ。とか思った気もするけど良い事してる位な気持ちでいたから
教えてやるかと思って
「マンガ!!下から拾ってきた!!」って
テンション高めで言ったんだけどそしたら
いきなり引っ張ったかれて『えっ!?』ってなるじゃん?
えっ!?痛った!?ってか
『っっつぅぅぅぅ…』ってなってたらパパがさ
「てめぇよ!コジキみてぇな事してんじゃねぇよ!!
とっとと戻してこいっ!!」
って
ブチギレですよ
うちの親は基本3回位言って聞かなかったら
怒るタイプなんだけど、なんか親の信念に反する事は一撃でやられるから基本的に親に一撃でやられた事は悪い事だと俺はプログラムされてるね。
元々マンガを買って貰えなかった訳ではないから
泣く泣く拾った本は戻したんだけど
親も【こいつどんだけマンガ好きだよ】ってなったんだろうね、その件があってから買ってもらえる頻度増えたから損をして得を取った感はある。
マンガは、一度読んでハマらなかったものは売って
それでまた別のマンガを買うローテーションで
おもしろい物を探していた。
思い返すと父親には本当に色々な本屋に連れていってもらった。悲しい事に当時連れてってもらった本屋は大手チェーン以外はほとんど潰れてしまっている。
今も残っているお店でのエピソードはこれだ
うちは月に1回家族で外食に行くイベントがあった
大体このイベント中は親の機嫌が良い事を俺は知っている
何かお願い事をする時はいつもこのタイミングだった
ご飯を食べて帰ろうかってなってる時に
つづく