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「――長かったなあ。生命を担保に百五十年とか、頭おかしいだろ」

 荒野に三人。向こうには削り取られた大地。大穴的な何かと表してもいい。要するに、そこにはなにもない。

「でも、主さまは生きてます。健康を保障します」

「私。死んでいた私。まだ、ここに、います」

 だよな。そういやまだ俺、生きてた! さっき斃したアレ、魔神だとか。いやマジでよく生き残ったわ。


 普通は四人で一つのパーティー。だが俺らは三人で挑む。四人目を取り返すために。


「それ、にしても、アイツ、許せないです」

「欺瞞が成功しました。見敵で必殺完了しました」


 ひとりはアンドロイド、もう一人はホムンクルス。絶対に死なない仲間を、探して求めたらこうなった。どちらも、壊れたら直せる。俺以外はな。


 紹介をしようか。アンドロイド、旧世代の遺物にして現存する唯一の可動物、にして俺の奥さんだ。最高にして最強の嫁である。口調が半端に壊れてるのは、愛嬌という奴だ。あの世界の記憶があるなら、共有しようか。それはアレだ、要するにエイダ的なアサルトロンであり、ここで死ぬことを己に許すことの出来ない理由である。

 

 ホムンクルスの彼女は、師から譲られた宝物だ。三万年を生きて、飽いて、もういいやと思った時に拾った俺がいなかったらこの世界は終わっていたらしいぞ。怖ろしいな。

 で。その性能の悍ましさよ。『浸蝕』のスキルが届かなかった景植を拝んだことがない。触れた端からぶっ壊れる、要するに↑の通りな、それだ。


「さて。次はどうしよう? 希望があれば聞くぞ?」

「お腹が空きました。という嘘であの街を喰らい尽くします!」

「愛してます」


 お、おう。俺も愛してる。それは確かだ。あとお前、お腹が空いたんだな、了解した。



 さあ、この世界を攻略してやるか。初見だけどな!

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