翔子は心配性
暇潰しでゲームをしていてもすぐに飽きは来るものである。こんな感じでダラダラするくらいなら誰かに勉強を教えた方が効率的だ。
しかし真琴は今日は一人でやってみたいと言っていたし翔子は勉強出来るから一緒に勉強をする必要性が無い・・・か?
「ん〜。どうしようか。」
少し悩んでから取り敢えず二人にLINEを送ることにした。
内容は『暇だったら天才の遥様が勉強を教えてやるから屋上に来いや!』である。
「こんな内容で来るのは真琴だけだろうな。翔子はどうせ既読スルーだろうな・・・」
と思ったら突如として屋上の扉が開いた。
「遥こんな所にいたのね。こんな所で勉強なんかせずに教室でみんなと自習しよう!」
翔子が現れて、いきなり遥の腕を引っ張り出した。
「離せバカタレ。腕が痛いだろうが。」
静かにキレる遥。
「ご、ごめん」
翔子は普段から真面目の良い子ちゃんではあるがこんなに強引に腕を引っ張る子ではない。
「一体どうしたんだ?LINEしてすぐに現れたけど。」
「実は・・・この屋上で昔事故があって亡くなった人がいるって聞いて。それで屋上には幽霊が出るって聞いたから心配になっちゃって。」
翔子は昔から心配性である。遥はすでに幽霊にあっているのに。
「実は既に昨日にな。その幽霊に会ってな。今日お祓いするつもりなんだ。」
「ええっー!?幽霊に会ったの?呪われなかった?怖くなかった?大丈夫?てかよく見たら巫女さんの格好している!」
翔子は急に遥の身体を触りだす。呪われてどこか怪我していないか痣とか出来ていないか心配なのだ。
「安心しろ。別に悪そうな霊ではない。むしろ優しそうだったぞ。」
「それなら良いけど心配だなぁ。」
「そんなに私が心配ならお祓いするところを見ていくか?私一人で夕方まで待つのもツマらんしな。」
「それもそうだね。それに遥に勉強を教えてもらいたかったのもあって屋上に来たのもあるしね。」




