洗いっこなのだ
さて遥はお風呂に入るのだが「タオルの準備するから先に入っていて」と言われたから仕方なく一人寂しくお風呂に入る遥。
「しっかし、ボロアパートのクセして風呂は一丁前に広いな。それにボロい外観からは想像がつかないけど意外と綺麗だ。」
外観からしてボロいアパートだから遥のイメージでは家の中もボロいと思っていた。しかし、家の中も風呂場も綺麗で驚く。
壁とかボロボロで隙間から虫とか入ってくるイメージがあったのだが大丈夫そうで何より。
「さてと・・・身体洗うか・・・。」
と思った直後である。
「遥ちゃんお待たせ!一緒に洗いっこしましょ♪」
元気満々で楽しそうに言う真凛。しかし、洗いっこしようと言ってくるとは驚きである。
「洗いっこか。私は洗いっこするのは初めてなのだが・・・」
戸惑う遥。遥は昔から洗いっこなどしたこと無いし、今までしたいとも思った事がない。
「お互いに身体を洗うことだよ。」
「し、しかし・・・。」
普段は傍若無人で破天荒な事をやらかす遥も真凛の誘いにかなり動揺しているご様子。何より面と向かって自分の胸を見られるのが恥ずかしいのだ。
こんな時だけ乙女な遥。
しかし真凛は遥の考えていることを察した様である。
「えへへ・・・恥ずかしいよね。私も恥ずかしいけど昔から私のお姉さんみたいな存在の遥ちゃんと洗いっこしたかったんだ♪」
真凛は物凄く良い笑顔だ。普段学校では全く笑わない真凛が遥には満面の笑みを見せてくれる。これは相当心を許しているということであろう。更に面と向かって自分の身体を見せることになる洗いっこを提案するということはそれだけ遥を信頼しているということである。
真凛のこの提案を拒否するわけにはいかない。
この提案は真凛が遥の事を信頼して慕っているという証拠なのだから。遥もこんなに年下に信頼されていると知ってかなり嬉しい。
遥はタオルで胸を隠していたが、タオルを取って真凛の方を面と向かって見る。




