所沢の闇の支配者
『所沢遊撃隊』
元々、平和な町であった所沢に松井と言う喧嘩無敗の男が作り上げたチームである。
ただ結成当初は半グレ集団と言うより他所から来る暴力団や半グレ集団から町を守る為に動いていたが時が移り今ではただの半グレ集団となって所沢市民の不安要素となっている。
「まぁ、結成したのは今から15年ほど前で当時の松井って人は今この町にはいないっスけどね。」
所沢遊撃隊が現れたから遥達はファミレスから出たのだが、ファミレスから出た途端に源田は元気になった。
「ふーん。で、今は所沢遊撃隊は何をしているんだ?目的とかは無いのか?」
源田はしばらく考えるも何も思い付かない。
「特に無いんじゃないんでス?まぁ夜の繁華街には幹部の人が風俗店に用心棒したりするから金稼ぎぐらいでしょ・・・。」
実は源田は知っている。所沢遊撃隊が何を目的としているのかを。
それどころか所沢遊撃隊の幹部の名前も実は知っている。
「姐さん・・・。」
「なんだ?」
「今日色々奢ってくれたお礼に良い事を教えておくっス。」
遥は源田からお礼という言葉を聞いて少し感動した。中学時代から源田を張り倒したり連れ回したりしたから「私、コイツに嫌われているんだろうな」と思っていたからである。
「何だ言ってみろ?」
遥の表情は少し嬉しそうである。
すると源田は周りをキョロキョロと見て周囲を警戒する。すると源田は遥の耳元で周りに聞こえないように言う。
「中島、片岡、牧田、浅村、菊池、岸、涌井、炭谷・・・この名前の奴らには気を付けてください。平気で人を裏切って殴ったり奪ったり強姦したりするやべぇ奴っす。悪名の高さで所沢遊撃隊の八夜叉と呼ばれる位までになった犯罪者達でスから・・・。しかも所沢の裏社会を支配しているという噂でス。」
「ほぉ・・・」
いきなり名前を言われても「ふーん」としか答えようがなかった。それによくある苗字だし、そんな名前の奴ら腐る程いる。
しかし、源田は遥に良いこと教えてあげた気になったのか上機嫌である。
「ほんじゃ、俺はこれで帰るっス」
「お、じゃあな。」




