日曜の終わり
1人で楽しい食事は終わり、遥はお会計を済まそうとレジに行く。
「美味かったぞ。また来ようと思う。」
店員のお姉さんはそれを聞くと笑顔で「是非、次もお願いしますね♪」と笑顔を見せた。
さて慌ただしい様な一日も終わりが近づいて来て、遥は何かを忘れている様な気がしていた。
「何だっ・・・?この胸に引っ掛かる『何か』はっ・・・?」
一体何なんだっ・・・この変な気持ちはっ・・・!
まるで何かに呪われたかの様な気分っ・・・!
心がっ・・・!身体がっ・・・!重いっ・・・!
家まで歩くのがしんどくなるっ・・・!
遥の足取りは重く、同時にテンションも萎えていた。
さっきまで料理を食べてイッていたのに、急に気分が一転した。
理由は不明。ただ、とんでもない事を忘れている気がするのだ。
まさか家の鍵を閉め忘れた?猫の飯を忘れていた?
火の元の確認をせずに出ていった?
遥は冷静に今日、神社から出るまでの行動を思い出した。
「いや、大丈夫だ。ちゃんと火の元も確認したし鍵はかけた。メヒアとニールの飯はいつも忘れているから問題ない。」
じゃあ一体何だっていうんだ。この胸のざわめきはっ・・・!
遥は神社に着くと猫2匹が遥の帰りを待っていた見たいで、すぐに遥の周りをウロウロする。
「悪いなメヒアとニール。お前たちのエサを忘れてスロット打っていた。すぐに用意するから待っていてくれ。」
遥はすぐにキャットフードを取り出して2匹にエサを与える。
「ホラ、お前らの好きなカリカリだ。たっぷりと食え。」
遥は皿の上にたっぷりとカリカリを出す。するとメヒアとニールはエサに物凄い勢いでがっつく。
無理もない。よく考えたら昼も飯を与えていなかった気がする。
さて、猫の飯の件は片付いた。しかし、このモヤモヤというかざわめきは収まらない。
しかし、すぐに思い出すことになる。
遥が自分の部屋に入ってすぐの事だった。
「なーっ!しまったっ・・・!痛恨のミスっ・・・!やってはならないミスっ・・・!」
遥は急に身体が更に重くなったような気がした。まるで死神が肩に乗っかっている様な感じ。
それほど痛恨のミスをしてしまった。
遥の視線の先には土日にやる宿題がたっぷりとあった。
各教科ごとに宿題が出されていて、今からやったんじゃあ朝になってしまう。
遥の通う高校はバイトOK、髪型とか何も言われないし髪染めるのもOKな校則ユルユルの進学校だ。
だが進学校ということはそれだけ宿題が多いということでもある。
バイトしても、髪染めても学校の事をしっかりやるのならそれで良いという事である。
そして、この高校は宿題の提出が出来なかったら物凄く怒られる。
体調不良やよほどの事がない限りは怒られる。
しかし遥、ここで圧倒的閃きっ・・・!この土壇場での起死回生の閃きっ・・・!
「明日学校サボるか。」




