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私のカレは抱き枕

作者: しろかえで

例によってダメな私のお話です……




 リア充の妹と口げんかになった。


 ヤツの方が正しいし気が強いし口は立つし……

 すっかり言い負かされた私は久しぶりに押し入れへ引き込んだ。


 本当はそれだけが理由では無い。


 前の前の職場で

 ちょっといいなって思っていたセンパイが、その職場で一番嫌だったオンナと結婚したって聞いてしまったからだ。


 もう全然関係の無い人達だから心を囚われる私の方がおかしいのだけど……

 気持ちがモヤモヤして……

 それで妹に絡んで

 鼻っ柱をパシッ!とやられたんだ。

 こんなみっともない話だから……

 外へ声が洩れない様、お布団に顔を埋めて

 メソメソしてた。


 そのメソメソ度合いが思ったよりも大きくて

「ひょおええええ!!!」って嗚咽の揺り戻しで

 大きく息を吸いこんだら

 陽だまりのにおいがした。


 そうなんだ!


 今年の夏は酷暑だったから


 押し入れの中のお布団達も

 めちゃめちゃ虫干ししたんだ。


 押し入れの中はこんなに暗いのに……


 おひさまを感じて……

 私はネコみたくお布団に顔をスリスリした。


 それだけでは足りなくなって

 モゾモゾお布団を抱き込んだところで押し入れの襖がトントンノックされて

 妹がごめんなさいしてくれた。


『情けないおねーちゃんでごめんね』と心の中では謝ってたけど

 お気に入りの抱き枕を引き連れて

 正座している妹の脇をすり抜けて

 今度は自室に逃げ込んで鍵を掛けた。


 そして抱き枕を『ネコ吸い』状態にして……

 かなり際どい事までしてしまった。




                        おしまい



ほんとすみません。


生きていていいですか?って聞きたくなるくらいにすみません<m(__)m>



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― 新着の感想 ―
[一言] どんまいです! そりゃいろいろありますよね。 癒されるものが近くにあって何よりでした。 ふぁいとー!
2024/10/01 16:43 退会済み
管理
[一言] ヾ(´・ω・`)
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