表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第二話:まだ全然ない。

――体育館前にて…

「「ウチら!」」


「「一緒のクラス!!」」


おぉ!ハモっちゃった!

流石双子というべき?

というか、双子がおんなじクラスになるなんてありえない!という突っ込みはなしで、僕一人じゃ不安だということで2人一緒のクラスになるように両親が頼んでいたらしい。後で聞いた。なんで僕だけなんだ!このやろー!


「たくさんいるねー」


「うん、海斗とかもどっかいるかも」

「さくちゃんとかもねー」


二人は、小さい時から仲がよかった2人だ。同じ学校に入学が決まっている。そんな話をしていると、ちょうど、2人がやってきた。


「おっす、ユキミキ」


「お、かわゆい双子はっけーん!」


「「おっはー♪」」


「うむ、2人とも調子はばっちりだな。」


「息ぴったしだねー」


紹介すると、天宮 海斗と、内田 咲夜。

海斗は、はっきりいってイケメン。


テニスを小さいころからやってる。かなりうまい。ちなみに、僕もすこしやってた。頭は普通。でも、オタク。そこが、彼に彼女ができない理由かも。

咲夜は、かわいいというより、明らかに美人タイプだ。スタイルもいいし。髪は長く伸ばしている。とても勉強ができる。ただし、性格に問題が…。


「ところで、ゆぅちゃん。」


「…何?」


「今日は、何着てるの?」


「見たとおり、制服だよ?」


「だめでしょう?女の子が、男の制服着ちゃ?ちゃんと、女のやつを着なさい。」


「変なこというな!周りの人に誤解されるじゃん!僕は男です!サクの変態!」


「あぁ、そんなこと言っていいの?もうあのことばらそうかな…?」


「…あのことって?」


「ゆぅちゃんが、小2の夏休みプールで…」


「…ごめんなさい」


「それでよろしい」


そう、僕をいじめてくることだ。ひどい。

「ところで、クラスは?」


と、海斗。



「「3組!」」


「あら、みんないっしょ?」


「よかったな。お、そろそろ入場だ。」


入学者が、集合したので体育館に入る。式が始まり校長、会長、PTAなどの話があったが、ほとんどきかず、みぃとふざけていた。

式が終わり、それぞれのクラスへ。席に着く、しばらくすると担任がやってきた。美人女教師を期待していたが、若い、体育会系の男性教師。


「俺は、日野 修一だ。これから1年よろしく。」

と自己紹介した。


みんなも、自己紹介ということで1番からはじめた。


海斗は、天宮の『あ』だが、もう1人前にいるようだ。


「どうも、相川 武です。1年間よろしくお願いします。」


次は、海斗。

「第一北川中出身、天宮 海斗。ただの人間にはきょうm『ドスッ!!』うぅ、っく…」


海斗が、うめいている。当たり前だ、後ろの席が『う』の咲夜だからだ。


「はい、つぎ内田ー。」先生もスルー。


「北川中から来ました、内田咲夜です。一年間よろしくお願いします。」

シンプル伊豆ベストだね。


それから何人か、終わり。とうとう、霧神の『き』まできた。


みぃが先なので、

「北川中出身の、霧神美姫です。一年間よろしく〜♪」


次、僕。

「同じく北川中から来ました、霧神有希です。美姫とは双子で弟です。」


ざわつき始めた。


――『似てるー。

  『てか、男かあれ?』

  『マジかわいいじゃん、二人とも。』

なんだか恥ずかしいので、机に顔を伏せた。


自己紹介も終わり、先生が最後に

「いろいろあると思うが、これから一年このメンバーでがんばっていこう!!」



これからが楽しみだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ