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異界人。(仮題名)  作者: ミッチー
第1章
7/11

第6話 ファーストより種運命派かな

父さんも母さんも、俺が自分の事をドラゴンだと思い込んでいると考えてる。


だから、俺を人に会わせたくなかったんだ。


夜、外に出してくれなかったのは、ここが人の通り道か何かになってるから。


昨日は多分、人間達の間で祭りでもあったんだか、きっと昼から人がいたんだと思う。


それに気づいた父さんは早めに俺を帰らせたんだ。


…………


(流石我の子だ! ガハハハ!)


頭の中に父さんの声が聞こえたような気がした。


……もう少し進んでみよう。


足を進めれば進めるほど、人の声が大きくなってくる。


「ハッ!!」


「テイッ!!」


掛け声?

戦ってるのか?


もう少し……


「おお!! ボウズ! また会ったな!」


「んなぁッ!?」


前から聞こえる声に集中していた俺は、後ろの気配に気づかなかった。


急に誰だっ……て言うかこの声……


「なに素っ頓狂な声をあげてるんだ? 面白い奴だな!」


そう言って笑っているのは、昨日襲って来た男の声……虎の獣人だった。


こいつッ!


俺は急いで距離を取り、木刀を構えた。


「そう身構えるな。 昨日は悪かったな、いきなり襲ってしまって」


「あんた獣人だったのか」


「獣人ではない。 儂は虎の魔獣人まじゅうじんだ」


「魔獣人?」


昨日のカワウソのお姉さんは、人獣人って言ってたけど……


「魔獣人は、魔獣に近い獣人。人獣人は、人に近い獣人。そう覚えてくれればいいわ」


「ん? お前もいたのか、ライア」


「ええ。コテツさんがまた悪さしてないか監視にね」


「あ! 昨日のカワウソの!」


虎の獣人の後ろから出てきたのは、昨日のカワウソのお姉さんだった。


あれ、二人とも知り合いだったのか?


「悪さではない! ちょっと酒が入り過ぎてしまっただけだ!」


「酒の勢いで襲ってきたの!? もっとタチ悪いわ!!」


「ごめんね。コテツさん、お酒入るとちょっと戦闘狂になる癖があって……」


どんな癖!? どこのサイヤ人!?


「まぁ、それはさて置きだ! ボウズ! 儂の教団に入らんか!?」


「はぁ!? ちょっとまてよ!? なんでそうなるんだ!?」


「そうだよコテツさん。 まずはちゃんと面接から……」


「なんで入る前提!? まだなんも言ってないから!」


「いいツッコミだ! ますます気に入ったぞ!」


そう言って、コテツと呼ばれている虎獣人は、俺の腕を強引に掴み、引っ張ってきた。


「ちょっ! どこ連れてくつもりだよおっさん!」


「すぐそこだ。 今日は見学だけでもいいからしてけ!」


「いたっ!」


俺は、投げ捨てられるように前に放り出された。


いきなり何すんだよあのクソジジイ……


……!


目の前の光景を見て、俺は少し鳥肌がたった。


俺よりも10位年上……いや、人によれば20も30も年上のネコ科獣人が……

ちらほら他の種類の獣人も見えるな……

みんな、修行? をしているみたいだけど……


「なんだよこれ……」


「儂の教団だ!」


「教団……?」


「教団って言うのは、最近新しく出来た職業なの。 誰かから依頼を受けてこなす。そして、報酬を貰う」


「まだ儂の教団は15人程しかいない小さい教団だが、大きくなれば国からも依頼がくるほどになるぞ! どうだ!? 夢があるだろう!」


教団……要するに、ギルドみたいなところか……


「どうだ!? 入りたくなったか!?」


確かに、興味はある……あるけど……


「……はぁ……俺まだ7歳だぞ? こういうのってなんかの資格とか必要になるんだろう?」


「安心して。 基本魔法学校の卒業資格さえあれば大丈夫だから。もう7歳なら卒業してるでしょ?」


そっか……この世界にはそんな学校が存在してるのか……


「残念だけど、学校なんて生まれてから一回も行ったことないよ」


「な、なにぃ!?」


「それ本当なの?」


「本当だよ。だから文字もあんまり書けない」


「うーん……それは困った」


うーん……て、この人達、まだ俺を引き入れるの諦めてないのかよ……


「卒業資格は、金でなんとかする」


ブラックだな……


「文字の書き方も……まぁ、ライアが教えるとして」


「なんで私限定?」


「魔法や剣術の使い方も、しっかりと儂が教えてやる。 それでどうだ!」


「…………」




ーーーーーー




「うーん、眠い……」


「どうしたのだソラ。 寝不足か?」


「うん。父さんのイビキがうるさくて……」


「そうか……ならば今度から遠く離れて寝ることにする……元気でな……」


「じょ、冗談だって!」


はぁ……昨日の話……父さんと母さんには話せないなぁ……


(暇な時でいい! 儂らは毎晩この森で修行をしている! その気になったら是非! ここに来てくれ!)


そんな事言われても……

興味ないわけじゃないんだけど……


…………


まぁ、しばらくは黙ってて、いつかちゃんと言えば良いか。


「ソラ! 集中が甘くなっているぞ! だから我と遊びがてら休憩をしよう!」


「なんでそうなるの……」




夜。



「おお!! 早速来てくれたか!」


コテツのおっさんはそう言うと、俺の肩をガッシリと掴んで揺らした。


「儂は嬉しいぞ!!」


「わ、わかったから」


喜んでくれるとは思ったけど……ここまで歓迎されるとは……


てか、一つ気になったんだけど……


「昨日いた他の獣人達は?」


「今日は休みでな。皆、今頃寝ているであろう」


「休みとかあるんだ……」


「うむ。 24時間勤務の週休二日だ」


「24時間!?」


「どんな依頼がいつ来るかわからんからな」


労働基準法もクソもあったもんじゃないな……


「まぁ、依頼がないときは基本自由だがな」


「それなら週休入れなくてもよくね?」


「労働基準など、飾りだ飾り。偉い人にはそれがわからんのだ」


「どこの整備士だよ……」


「おお! 起動ウォリア、カンダムを知っているのか!?」


「え!?」


あんの!? こっちにもあんの!?

つか、それ起動戦士◯ンダムだよね!?


「あのアニメは良いぞ! 主人公の奈美恵がカッコよくてな!」


「それ、アムロ違いだろ!? 安室奈美恵だろ!?」


「今度一緒に見ような!!」


俺はファーストよりシードデスティニー派なんだけど……


その後、俺はコテツのおっさんから文字を少しだけ教えてもらって、縄張りに帰った。


ここの世界に◯ンダムがあるように、文字もかなり前世の日本と似てた。

もしかしたら何か関係でもあるのか?


てか、関係あるにしてもなんでこっちの世界でもファーストが流行っているのか……


そんな疑問を抱え俺は眠りについた。

ご閲覧ありがとうございました。


ガンダム、あんまり見た事ないんですけどねぇ……


でも、あの名言は知ってましたw


全然話変わるけどスプラトゥーン買いました。

あれめっちゃ面白いね!


いつかネタとして出したいね。うん。


あと、次回からまた、時間が一気に飛びます。

多分、最後の時間飛びになるかと。

仕方ないね。

主人公の年齢が低いと色々やりにくいし。


という事で、2年後! シャボンディー諸島で!


バイバイ!

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