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沖縄ふかし話&熊本ふかし話

40年くらい前の話ですね。

沖縄版はあんまり笑えるかどうか自信は在りませんが、歴史の一コマと思って下さいな。

1,沖縄版

 沖縄には珍しい姓の人が多いと言われます。


 実は元々、本土と同じ姓の人が多かったのですが、1609年の薩摩入り以降は、中田なら仲田に、中曽根なら仲宗根に、植村や上村なら宇栄村へと名前の表記を変えられました。

 密貿易の関係で本土の影響を廃したかったのだそうですね。


 それは兎も角、地名の影響から明治以降は変わった名前が現れます。

 変わった名前は沖縄と北海道。

 ステレオタイプって奴ですが、ご当地自慢にしちゃう『ちゃかりさん』も居たりしますね。

 人間それぐらいで良いと思います。


 さて、沖縄は先の大戦以来、1972年までアメリカ軍政下に在りましたので、沖縄の人々が本土に渡る際にはパスポートが必要でした。

 で、更に問題なのが自動車の運転です。

 当時、沖縄では自動車はアメリカ式の右側通行だったのです。 

 パスポートもそうですが運転免許証も『琉球政府発行』という奴で、本土のものとは何から何まで違います。

 一応、国際免許扱いで本土での使用は認められていた様ですね。


 そんな1970年、復帰前に本土を訪れたある4人組が居ました。

 が、うっかりと云いますか何と言いますか、当時、沖縄には存在しない自動車専用道路に逆走して入りそうになったのです。

 慣れない都会の道、その上に右側通行の癖が出てしまったのでしょう


 しかし、流石に料金所でストップが掛けられ、お巡りさんが呼ばれます。


 お巡りさんは早速、運転手を捕まえて免許証を見ますが、全てローマ字です。

「なんだこりゃ? 偽の免許とは良い度胸だな!」

 当然、怒るお巡りさん。

「名前を言え!」

 と言うと、運転手が一言。

運天(うんてん)です」(実在します)


 これを聞いて更に怒ったお巡りさん、助手席にいた女性に、

「貴様、此奴(こいつ)の女房か? 名前は?!」


 するとその女性。

「いいえ、違います。 私は恩納(おんな)です」


 それを聞いて沸騰したお巡りさん、最後は後部座席に向かって怒鳴ります

「ふざけるな! うしろのお前ら! 

 これ以上舐めると、容赦しないぞ! 名前!」


 すると後席の2人、声を合わせて、

「僕らは仲間です!」



2,熊本版


 知人にお父さんが熊本出身の女の子が居ます。

 彼女は生まれも育ちも東京です。


 初めてお父さんの故郷を訪れたのは、彼女が中学3年生の頃。

 クラスでも最も大柄な彼女に、初めてあった従兄弟の小学生は驚いた様に、

(ふと)かぁ~!」

 と驚嘆の声を上げましたが、その時には既に空手で黒帯直前だった彼女の回し蹴りは少年の頭を見事に捉え、座敷から縁側の先の庭まで彼を吹き飛ばしてしまいました。


 因みに、後に彼女が知ったところによると、

 熊本弁の「太い」とは「背が高い」という意味だったそうです。



う~ん。

日本各地の話で面白いものを集めてみたいですね。

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