表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/91

新しいリーダー

「お前は他の種族とも交流があって信頼関係が出来ている。お前が一番向いている」

 そう親父は俺に言う。


 兄のマイキーは

「俺はそんな肩書はいらんぞ。今の地位で満足だからな。なんせ大統領から軍を任されているんだ。それが、楽しいんだよ」


 キャメル兄も

「俺は自由が好きなんだ。縛られるのはゴメンだね」


 ライザは

「あんたが一番いいのよ。これからも私達は同じ兄弟で変わらないし、困った事があったら相談してよね!」


 ユキは

「マルク。貴方はこんなに家族に信頼されているのよ。それは、貴方が今まで頑張ってきた結果よ。ウルフマンの仲間もいるじゃない。きっと上手く行くわ。貴方ならどの種族も纏めて行く事が出来る。もちろん人間ともね」


「皆‥‥‥」


「タイラーだってそのうち解ってくれるだろう。自分の犯した罪はこれからその身を持って知っていくだろう」


「親父‥‥‥」


「俺は引退させてもらってゆっくり旅行にでも行ってくるかな。マルク。これからはお前の時代だ。皆を頼んだよ。襲名披露はそのうちな、教えておかないといけない事もあるからなあ。沢山あるぞ」

にっこりと笑って俺を見る。ユキも嬉しそうだ。だがなあ‥‥‥俺に務まるかな。一族の長なんて‥‥‥自信はない‥‥‥。


 話は進んで俺が一族の長へと決まった。他の種族へも連絡が行った。レオナルドからおめでとう! と、言われたが実感は沸かない。

隣では和也もユキも嬉しそうにこっちを見ている。さあ! 日本に帰るか。院長と約束したからな。これからの俺の拠点は日本にしよう。メイド喫茶にも行ってないからなあー。行きたい! 


「俺は日本に拠点を置いて活動するよ。日本のウルフマンとも上手くやっているんでね」


「分かった。それじゃあ、これで一旦解散だな。またな兄貴達。‥‥‥親父」


 マイキーは親父と腕を組みニカっと笑う。キャメルも親父と握手する。ライザは親父に抱き着きキスをする。


「ライザ。お前はマリーの面影があるからな、変な気分になるよ」

 ライザにキスをされた親父が照れる。


 そこで、親父がじーっとユキを見る。?? 


「‥‥‥ちょっと気になるが、そのうち何か分かるかもな」

 何を言っているのかよくわからん! 俺に分かるように言ってくれないか。親父。でもその親父も解っていないのだろうな。


「では、族長日本への帰り支度をしませんといけないですね」

 和也がそう言って帰ろうとする。


「おい。和也。その‥‥‥族長は止めてくれ‥‥‥」

 ああという顔になり


「では、マスター。参りましょうか」

 それ位ならいいか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >「‥‥‥ちょっと気になるが、そのうち何か分かるかもな」 思わせぶりぃ!!w
[気になる点] メイド喫茶行くのかな…? [一言] 全会一致で決まりましたね〜(*´Д`*) お父さんのセリフが何かの伏線でしょうか。
[一言] お父さんのセリフは気になりますね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ