表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/91

刺客

  有紀は和也に託して俺は兄達が待っている場所に向かう。キャメルとライザ、その眷属と一緒に向かう。国連軍の駐屯基地に入る。


「兄のマイキーに逢いに来た。俺はマルクス。ドクターだ」

 そう言って証明書を見せる。キャメルとライザは顔パスのようだ。何も言われずに入れた。目立つから覚えられ易いのだろう。



 俺達はマイキーのいる部屋に通された。


「来たか」

マイキーは嬉しそうだ。と、急に顔色を変えて


「お前は誰だ! ここに入って来られるなんてどうやった!」

 と、後ろの兵士に怒鳴る。


その男は

「あーあ。上手く潜り込めたと思ったんだがな」

と、不敵に笑う。


「お前達化け物を倒す為に来たんだよ!」


と拳銃を向ける。その玉は銀製品だろう。その拳銃をマイキー兄に向ける。


「お前が長男のマイキーとか言う奴だよな、実質今のヴァンパイアの長だろう? 族長の親父さんも今は行方知れずだもんな」


と、そこの男と俺は目が会う。途端にその表情は険しくなる。


「お前がマルクスか!」

 そこで、その男が俺を物凄く睨む。


「そうだ。俺はお前に何か反感をかう事でもしたのか?」


「お前が教会で暴れたのは知っている。そのせいで俺等家族の家系は貴族から平民に成り下がった! お前にはこの侮辱された俺達家族の気持ちは分かるまい! 多くの眷属を従えるお前等には無理だろう!」


 俺を睨む男に俺は

「普通の人間で何がいけない! 食べる物や満足に治療出来ずにいる者もいるというのに!」


「だから! そんな生活が嫌なんだ! 貴族だったのに、お前のせいで‥‥‥平民に‥‥‥許せるかー!」


「当時の貴族もまだ居ると言う事だな。いいじゃないか、自由だぞ。あんなしがらみなんかに絡まれるより、よっぽどいいじゃないか」



「俺達はそのしがらみからは抜けれない。教会はオレ等を駒としか思っていない。そんな教会の奴らなんか知った事か! 俺達一家を貴族から平民に落としたお前が憎いんだ! 弱点はわかっている。お前の母マリーの元へ行くがいい!」


 そう叫ぶと今度は銀製の弾が入った拳銃をマルクに向ける。その男に向かって俺は叫ぶ。頭に来た! 言いたい事だけ言いやがって!


「俺は! お前等教会の奴等に騙し打ちされたマリーの事は、俺のこの目の前で起った。決して忘れない! 握手をすると見せかけて、ナイフで心臓を貫いたんだ! 卑怯だ! マリーは和平を望んでお前等と和解をする為に来たのだ。それを! それを! 俺は絶対許さない!」


 そう叫ぶ。拳銃はマルクスに向かって放たれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 言葉で解決するつもりもなく、言葉だけ投げつけて正当性を主張して武力行使。 (-_-;)……ううん、教会側はこんな人ばかりなのでしょうか。
[一言] 緊迫してますね。 ドキドキ。
2021/09/08 19:47 退会済み
管理
[一言] これは勝手な言い種。 マルクスでなくても怒ります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ