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第9話 ホットサンド作りと謎の生き物

「って、その前に人にならないと調理器具が使えないじゃん。」


体が馴染んでてすっかり忘れてた。私、今ドラゴンだから、人間用のちっちゃい器具なんて持てないよ……。今後も使うだろうし、人になれるネックレスでも作っておこうかな?


「案外サクッとできたね」


元の人間の天川星奈の見た目で作ったから簡単に作れたのかなー?どうせなら美少女にしようと思ったんだけど、上手く想像出来なかったんだよねぇ…。



さて、人間になったところで早速ホットサンドを作ろう。作ろうと思ってるのは卵のホットサンド。レシピとかは無いけど、サンドウィッチみたいな感じでつくっていく。


まずはゆで卵を作っておく。昨日のうちに鍋と小さめのガスコンロと綺麗な水が無限に出てくる水筒を作っておいたから楽々できた。


卵を茹でている間に、マヨネーズや塩コショウ、からしを準備。元の世界の知識のせいか、地球に元からあったものはすんなり出せるんだよね。


" ぴとっ"



「ん?」


なんか足にひんやりとした感触が……。


恐る恐る足元を見てみると、そこには30センチくらいの水色っぽい半透明のトカゲみたいなのがいた。なんだろ、この生き物。今のところ攻撃してくる様子はないけど……。


「きゅー(ぴとっ)」

「…………かっ、かわいい///」


なにこれ、かわいい。でも、正体がわかんない…………あっ!鑑定すればいいのか。


「どこかなー……………おっ!これこれ」


実は既に『異世界と言えば、鑑定!』ってことで、鑑定機能がある眼鏡をつくっておいたんだよ。いやー、つくっておいてよかったわぁ。早速眼鏡をかける。


「鑑定!」



───────────────────────


名前:なしLv:5

HP:300 MP:200

種族:ウォーターリザード

称号:なし

加護:水龍の加護

スキル:濃霧Lv1 ウォーターカッターLv3


───────────────────────



ほぉほぉ、なるほど。ウォーターリザードっていう生き物なんだ。攻撃手段が無いから攻撃してこないって訳ではないみたいだね。『水龍の加護』ってあるけど、これって珍しいのかな?それとも、この種族には絶対つくものなのかな?



「……まぁ、現状攻撃してくる様子はないし、倒さなくてもいいか、可愛いし」



今のところ何もしてないのに倒しちゃったら可哀想だよね……。


「火を使ってるから気をつけてね」

「きゅー」



……伝わってるのかな?まぁ、大丈夫そうだね。



──そんなことやってる間に、ゆで卵がいい感じに茹で上がった──



「よーし、そうしたら潰して、さっき出した調味料と合わせていく」



2枚の食パンの間に調味料を混ぜた卵をいれて……。おっと、ヨダレがかかるとこだった、危ない危ない。そして2枚の食パンをホットサンドメーカーに入れる!ガスコンロで炙って──



" ジュー "


「うーん、おいしそー」


表面がいい感じになったら完成!"卵のホットサンド"!


「完成!」

「きゅ〜きゅ〜!」



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