第6話 神様に繋がりました
いい感じに、テンポよく進めるように頑張ります(๑• ̀ω•́๑)✧
「よし!完成」
神様と話せるスマホは意外と簡単にできた、ただまだテストしていないからちゃんと使えるのか心配だなあ。
「……かけてみよう」
─プルルル 、プルルル────ガチャ
おっ、繋がったみたい。えっと、まずは普通に挨拶から……
「本当にすみませんでしたっ」
へ?な、なんでいきなり謝罪?神様に繋がったんだよね?間違えたとかじゃないよね?
「あ、あの神様ですよね?」
「はいぃ、そんな感じのものです…」
「どうしたんですか?いきなり謝罪なんて」
「今回の件、本当は星奈さんの了承を貰ってから神龍に憑依させるつもりだったんです…でも、手違いでそのまま憑依させてしまったんです……本当に申し訳ありません」
うーん、問い詰める前に謝られてしまうと色々言いづらいなぁ。もとより責める気はなかったし、確かに仕事中の居眠りで急に違う場所にいたからすごく驚いたけど、案外不満はないんだよね……
「あ、あの神様?私は別に大丈夫です。今のところ不便な点はないですし。でも、なぜ神竜に憑依させる必要があったのか。なぜ私だったのか。あとはこの世界についてとかを教えてくれませんか?」
「ありがとうございます……では僭越ながら私が説明させていただきます」
神様、随分低姿勢だなぁ。