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薄明

作者: マイケル

人間とはなぜ人を好きになるのでしょうか?

子孫存続の動物的本能?

科学的に言えばそうなのかもしれません。

しかし古来より恋愛に対して多くの人が苦悩を抱えています。

著者もその一人です。

人を好きになるって何故こんなにも辛いのでしょうね。

もし、恋愛で悩んでいる人に読んでいただけたなら幸いです。

蝉時雨に包まれる暑い昼下がり。

部活動の終わりに先輩を呼び出して私は初めて告白をした。

「あの、私は、その。ひと目見たときから佐藤先輩の事が好きでした。わ、私と付き合ってくれませんか?」

私は詰まりながらも必死に言葉を紡いだ。

よくあるラブコメやドラマのような展開を夢見て。

現実は小説より奇なりとはいうが、そうとも限らない。

先輩は表情を変えずにただ一言だけ言った。

「いや。無理。」

そう言ってそそくさと去っていった。

私はその言葉が頭の中でハウリングして、ただ立ち尽くした。

それから一週間してその告白を応援してくれていた私の親友のあゆかと、佐藤先輩が手を繋いで仲良くデパートで買い物をしてるのを偶然見かけた。

なんとなく知ってはいた。

どことなく感じていた。

でも、私はそんな事はないと自分に言い聞かせて過ごしてた。

私はその日生まれて初めて自分で自分を傷つけた。

それは今でも消えない傷だ。

でも行き場のない心の叫びは自分の身体に向かうしかなかったのだ。

親に謝った。

親を恨んだ。

私なんかって。

そんな、高校二年生の夏も時間は動き、卒業式が終わって、私は大学に進学が決まっていた。

大学は都内にあるので引っ越しの手続き等も終わらせて、私は高校二年生の秋から始めたバイトに足繁く通った。

そこでまた、過ちを犯す。

また、人を好きになってしまったのだ。

初めて入った時から優しくて、失敗ばかりの私を何度も励ましてくれた、大学生の拓真さんだ。

その日は拓真さんとたまたま上がりが一緒で、二人で歩きながら、話しながら帰ってたときに、おあつらえだと思い私は言った。

「あの、タクさん。単刀直入にいいます。

私と付き合ってくれませんか?」

すると、今までの口調とは違う感じで返された。

「いや、ごめん。言ってなかったっけ?俺彼女いるのよ。」

そんな話など聞いた事もなく、そんなそぶりも感じられ無かった。

私は遠回しに断られたのだと悟った。

私はすぐにバイトをやめると、引っ越しの前まで部屋にこもった。

部屋の鏡に何度も問い掛けた。

「私の何がダメなんだろう?」

いつだってそうだ。

部活の時は努力して、県大会の個人で準優勝もした。

勉強だって頑張って都内のまあまあの大学に行けた。

しかしどうだろうか?

いくら欲しくて、胸が張り裂けそうで、心臓がギュッと締まる思いもして、思っただけで辛く、苦しくなるそんな思いまでして欲しいものは結局私には手に入らない。

また気付くと私の手首には線が増えてくだけ。

もう痛くは無かった。

心の痛みに比べればこんなもの。

私はやっとわかったんだ。

欲しがらなければ良いだけだって。

欲しがるから辛いんだって。

いつだってそう、お腹がいっぱいだったら食べ物なんか欲しくない。

だから私は決めたんだ。、

人生で一番要らないのは「恋と愛」だって。


私は大学を卒業すると、中小企業の事務員として採用され働く事になった。

事務員を選んだ理由は、誰とも喋る必要もなく、淡々とパソコンと睨めっこしてればいいからだ。

大学でも友達などを作らず、出来るだけ距離をとって生活した。

一人は楽だった。

しがらみも無ければ、人間関係に悩む必要もない。

社会にでても変わらなかった。

そして働き始めて二年が経つ頃には、誰も私に話しかけなくなった。

私の事を無愛想だの、笑わない奴だの、いって後ろ指をさされてるのも知っている。

今の私のあだ名が「仮面の女」らしい。

なんでもよかった。

あの苦しみから比べればなんともなかった。

二年が経って、人事異動の季節がやってきた。

私は今まで通りの事務員だ。

他の部署から異動になって、やってきた高木さんという少し体格の良い、男の人が私たちに、自己紹介をした。

別にわたしには関係無い事だ。

次の日出勤すると、いつもの通り、私の机の上だけに書類が溜まっていた。

上司や同僚からの嫌がらせで私だけ仕事量が倍だ。

どうでもよかった。

私は黙々とデータ入力やら、何やらをこなすだけだ。

すると、誰も話しかけてこないはずが、横から話しかけられた。

「えーと、高橋さんだったよね?今度から俺もここの部署に変わったからよろしくね!」

私はただペコリと頭を下げただけだった。

この人も話しかけなくなるだろう。

そう思っていた。

しかし、次の日、また次の日と出勤するたんびに話しかけてくる。

そして今日も。

私はワザと嫌われる様にムスっとしなが言った。

「あの、用がないのに話しかけるのやめてくれませんか?」

高木さんはいつものように笑いながら謝った。

「ははは。悪い悪い。俺ってさ、結構誰とでも話せる人間だって勝手に思ってて。実際今までいけてたんだけど、高橋さんにみたいなタイプはじめてで調子のっちゃたのよ!マジで嫌ならいってね!」

私はそのマシンガントークに押されながら返す。

「はい。マジで嫌なんでやめてください。」

「おっと。なかなか強敵やねー高橋さんは。じゃあ今日のところはこれくらいで。」

そういうと仕事に戻った。

私にここまで話しかけてくるのは何年振りの人だろうか?

まぁ、そのうち話しかけなくなるだろう。

そう思ってたのも束の間で三ヶ月が経つ頃にもまだ話しかけてきた。

その頃にはもう私は完全に無視して言葉を何も返さなかった。

そんなある時、いつもの嫌がらせの書類整理がいつになく立て込んでしまって、タイムカードを切ってから誰もいないオフィスで残業をこなしていた。

すると誰かがやってきた。

休みのはずの高木さんだった。

高木さんは私の顔を見ると驚きながら喋ってくる。

「あれ、高橋さん!残業なんて珍しいじゃん!俺はちょうど忘れ物とりにきてさー、あっそうだ。ここ来る途中にたまたまコンビニでコーヒー買ったから飲みなよ!」

いつも通り無視した。

私の机の脇にコーヒーを置いた。

すると隣に座って、高木さんがまた言った。

「ねえねえ、おれも手伝うぜ!」

いよいよ、イラっときて私はつい言葉が漏れた。

「いい加減にしてください。なんで毎回毎回喋ってくるんですか?迷惑だって言いましたよね?なんなんですか一体!?」

言った後に悔恨の念が湧き上がる。

するといつもヘラヘラしている高木さんの顔が少しまじめになって隣の椅子に腰をかけた。

「ははは。高橋さんがやっと口聞いてくれた。ごめんないつも。今から話すのは俺のひとり言だから許してね。」

間が少し空いてまた話を続けた。

「俺にはさ、二つ違いの妹がいるんよ。そいつが高校の時にイジメにあって精神病んじゃってさ、そん時には毎日自分で自分を傷つけてた。そんな状況だから親も色々したんだけど最後はどうしようもなくて家ん中はめちゃくちゃ。そん時俺は一人暮らししながら大学行ってたっけ、久しぶりに実家帰ったらそんな有様でさ。妹がそこまでになってるなんて知らなくて、俺も話しかけたりしたんだけど、その日から三日後にさ、妹の奴この世とバイバイしやがった。」

少し言葉に詰まった。

「自分じゃ、仲良かったんだ。妹と。仲がいいとおもってたんよ。だけどさそんなになってから俺は助けられなくてさ。それから何かずっと何かが抜け落ちた様に生きてきた。

仕事でも相手の顔色見てヘラヘラしながらさ。みんな俺の事ムードメーカーとか鉄の心とか言ってるっしょ?

俺って多分だけど、誰よりもメンタル弱くて、でも弱いところ見せられなくて。

そんな時にはじめて高橋さんと喋った時になんか全て見透かされてる感じがしたんだよ。

なんでかなって思ったら、なんか雰囲気とかがすごく妹ににてたんだよ。

年もちょうど二個下だしね。

あいつも生きてればこんぐらいか。

それが、俺が高橋さんにダル絡みする理由だ!」

そこまで話すと立ち上がった。

「うっし。高橋さん!俺のひとり言終わり!次は高橋さんの番ね!」

私はこの人をただのアホだと思った。

しかし、今になって思ってもわからない。

なぜ私はこの時独り言をいってしまったのかを。

「はぁー。私が高校の時…」

話終わった。

すると高木さんが泣いている。

「そうだったんか。大変だったなぁ。今までゴメンな。高橋さんの事何も知らないで。」

それを見てなぜだか妙な気持ちになる。

高木さんは顔がぐしゃぐしゃのまま自分のパソコンを立ち上げると、なにも言わずに私の脇に積み重なっている書類を半分とった。

「いい小説を読み終わった時ってさ、なんか虚無感みたいなものが湧き上がってくるよね。」

「そうですね。」

「でも、あくまでそれは物語であって感情移入は出来るけど自分の現実ではない。そんな事を考えて二度悲しくなる。でも、高橋さんは今を生きてる。高橋さんは高橋さんなんだ。ウェルテルなんかじゃないよ。」

「え?」

私は思わず口から漏れた。

「前に休憩の時に高橋さんが読んでるのみちった!」

「知った風に言わないでください。それに手伝わなくても大丈夫です。帰って下さい。」

高木さんがまた笑う。

「はっはっは。俺の知っている事なんか誰にだって知ることのできるものなんだ。俺の心、こいつは俺だけが持ってるものなんだ。って事でこれだけはやらしてくれ。」

当然だが一人より早くかたがつき、書類整理が終わった。

私は一応お礼をいうと、高木さんの顔は見ずにそそくさとその場を後にした。

オフィスを出る直前に高木さんは私に言った。

「悩みあったらいつでも言いねえ!」

「悩みないです。それじゃあ。」

いつもより足早に帰路に着いた。

シャワーを浴び目を閉じていると先ほどの言葉が頭の中に響く。

「高橋さんは高橋さんだ。ウェルテルじゃない。」

私はなぜだか涙が出る。

そして、心の奥底にある高木さんに対する気持ちの揺らぎのようなものが大きくなったのを感じた。

それからまた少し経ち、歓送迎会が行われた。

当然、そんなものには参加したくないのだが、ほぼほぼ強制的に出席しなくてはいけないルールがあった。

お酒を飲まない私からすると、酒の席のテンションはただうるさく、めんどくさい。

まぁ、酒を飲めたとしても一人なのに変わりはないのだが。

しかしというか、私が席の端っこで居ると、声をかけてくるうるさい男がいる。

「おーい。飲んでるかー?って、あれ?高橋さんてお酒飲まないの?」

「またあなたですか。こんなところで私に話してるとみんなから敬遠されますよ。」

「いいよいいよ!高橋さんと話せればんなこと!」

私は無視してトイレへと行った。

トイレから出ようとすると、先ほどの席付近で話し声が聞こえた。

それは同期の女社員と上司数人が高木さんに言っていた。

「ねぇ。高木さん!あんまり高橋さんに喋りかけないほうがいいよ!」

「そうそう!あの子はサイコパスだから!」

「ったく、人事の奴らは何を見てんだか!」

すると高木さんは、少し顔はヘラヘラしていたが口調が強めに言った。

「いやいや。高橋さんってめっちゃくちゃスゲーっすよ!たぶん誰より頑張り屋で、感情が出すのがそんなに上手くないだけで、絶対いい奴ですって!!」

私はいたたまれなくなり、自分の席のバッグを取るとお金だけ置いてその場を後にした。

後ろからはコソコソと聞こえるだけだった。

家に帰って電気もつけずに横になる。

本当に嫌だった。

もうやめてくれって思った。

どうせいい事なんてないって。

なんて人間は愚かなのだろうと。

「私って本当にバカだ。」

声が漏れる。

「どうしよう。また人を好きになった。」

その言葉を発すると涙が止まらない。

声を出して泣いた。

翌日の休日の読者もなんだか身にならない。

どこかしらで高木さんと重ねてしまう。

この喜劇のような人生だったらなと。

この感情が出てしまったのなら話は早い。

私はそそくさと退職届けを代行してくれるサイトを探し、依頼した。

幸いにもオフィスには私物を一切置いていないので、電話だけで話は済んだ。

部長と通話した際にも本来ならば一ヶ月必要だけど、君は仕事頑張ってたから特別もう来なくても大丈夫。お疲れ様との事だった。

知っていた。

私は邪魔だったのだ。

退職が完了すると通帳を記帳した。

やたらとお金だけは貯まった。

「私の人生の二年間か。」

ボソッと呟く。

汗ばみながらアパートに戻ると、部屋の前に息を荒げた人が居た。

「高木さん」

声が出る。

「あっ!はぁ、はぁ。高橋さん!良かったー。もう引越したのかって焦ったわー。」

汗だらけの高木さんが言う。

「なんでこんなところに居るんです?」

「なんでじゃないよ!出張から戻ってきて出社してみたら高橋さんが退職したって聞いて。誰も連絡先知らないからここまで来ちゃった。」

「えっ?なんで知ってるんですか?ストーカーですか?気持ち悪いです。帰って下さい。」

「好きです!」

私はよくわからなかった。

高木さんはお辞儀をするようにもう一度言った。

「話していくうちに、高橋さんしか見えなくっちゃって。うざかったかもしれないけど、本心です。好きです!付き合って下さい。」

あっけにとられている私にそのまま、紙を渡して来た。

「返事は今はいいから。ただ、もし話を聞いてくれるならそこの住所に明日の十九時に来てください。」

そういうと、走りながら帰って行った。

私は部屋の入り口の前でポツンと立ち尽くした。

あの頃と同じで蒸し暑く、蝉の声が聞こえる中で。

その日の夜。

私は考えた。

本当にこんな事があるのかと。

私も好きだ。

この気持ちはたぶん本当。

だけど、また離れ行ってしまうかもしれない。

答えの無い問題を解いている気分だ。

翌日の十八時頃私は電車に乗って居た。

一枚の紙を見ながら。

その住所の最寄りの駅で降りた。

何やらパトカーや消防車が数台出ており、何かしらの事故があったのだろう。

野次馬も多数見受けられる。

そんな事今の私には関係ない。

足早にその場を離れて書いてある住所に到着した。

そこは小洒落たイタリア料理屋だった。

自分の手をギュッと握り、意を決して店へと入る。

予約の名前を聞かれたので高木と伝えると、別室の個室に通された。

心臓が張り裂けそうだった。

ここの向こうにいるんだと思うと。

すると、まだ到着してないみたいなのか二席とも空いて居た。

私は時計を見るとまだ十八時半だった。

席に座って店員から渡されたおしぼりで手を拭く。

まだ時間があると思いお手洗いへと向かう。

一応、トイレの鏡で身だしなみだけは整えた。

席へ戻る時、カウンター脇のテレビではいつも通りのニュースが流れている。

「本日、先ほど、××駅でトラックが突っ込む事故があり、近くを歩いて居た、会社員の高木勇人さんが病院に運ばれましたが死亡しました。警察はトラックの運転手を〜」

私は固まった。

急いで店を出ると先ほどの駅前まで走った。

まだパトカーなどが居た。

野次馬をかいくぐり近くの警察官の胸ぐらを掴んだ。

周りの警察官が私を急いで引き離す。

「こ、ここで、誰が死んだ?ねぇ、誰が死んだの?」

私は声を荒げた。

トチ狂った人間だと思われたのだろう。

警察は私をパトカーの中へと連れ込む。

会話にならない私を警察は見かねて、署まで連行された。

やっと落ち着きを取り戻した私は事情を説明した。

警察はそういう事ならと、亡くなったとされる高木勇人という人物の遺体写真を見せてくれた。

やはり高木さんだった。

もう何も考えられなかった。

警察も事情を察してくれたのか運ばれた病院を教えてくれた。

そして、私が警察署を後にしたのはその日の二十一時過ぎだった。

私は薬局に行くと、薬を買った。

違う薬局でも買った。

そしてATMでお金を全て下ろしてバックに詰めた。

駅へと向かう。

駅の改札で一番端っこの一番高い切符を買って電車へ乗った。

時刻表も見ずに何処へ行く電車かも見ずに乗って。

終点へと着くとまた乗り換えて終点へと。

そして知らない駅で一夜を明かして、また次の日も同じ事をした。

夜になってまた知らない駅で一夜を明かして空が白み始めて来たところで、私は初めて駅名が書いてある古びた看板を見た。

どうやら私はどこか山深い方へと来たらしい。

なんとなくここが気に入り、無人駅の改札に一番高い切符と足りないだろうから一万円札を置くと、私は外へ飛び出した。

三時間だろうか、それぐらい歩いて周りを見渡すとそこは鬱蒼とした木々で囲まれており、山寺があった。

私はそこへ入ると誰も居なかった。

「お邪魔します。」と一言だけ呟き何もない吹きっさらしのお堂へと上がると、手紙を書いた。

そしてバッグの中にある自分の仕事をした対価である札束をそこの古寺の賽銭箱に一枚一枚丁寧に入れる。

蝉が今日も鳴いている。

「蝉って私は嫌いだな。」

そう呟くと私はお堂のど真ん中で目を閉じた。

色々な事が浮かんでくる。

目を開き、バックの中から多量の薬を数種類と水を取り出して飲んだ。

「私はどんな時でも自分の望む時に、現世という牢獄を去ることができる。それが今だっただけ。」

そして私は横になり眠る。

これが私の人生だったのだと。


-それから数日後、ある無人の寺院で20代の女性の遺体が見つかった。

自殺とみられ、遺書とみられるものとバック、手には小説が一冊握りしめられていた。

表情はどこか清々しかったという。-

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

ご存知の方がいればすぐわかったと思いますが、文中のウェルテルとはゲーテの名著のウェルテルです。

著者も叶わなそうな恋に悩んでいて、なんとか乗り切ろうとこの文章を書きました。

内容が内容ですが、救いという受け取り方も個人的にはできると思います。

もし何か感じるものがあったのなら幸いです。

ではまたどこかで。

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