ニホンという………
「えっと、それで何を話せばいいのでしょうか?」
俺は一番気になっていた事を聞くことにした。
「あの、ここではどんな魔法が使えるのですか………?」
多少の恥ずかしさから、後半の声が小さくなってしまった。もしここが異世界でなければ、最悪アニオタの中2病とでも思ってもらえればありがたい。
しかしここが異世界ではないか、という俺の読みは外れてなかったようで、彼女は真顔で聞き返す。
「あなた…どこからきたのですか?」
まずい、こう聞き返されるとは思っていなかった。普通ならここで、さらっと上手い言い訳で、さらなる秘密を聞き出したりするのだろうが、美人な彼女と話すだけでも、すでにいっぱいいっぱいな俺が上手い言い訳など思い付くはずもなかった……
そんな俺を見かねてか、彼女は言葉を続けた。
「あの、もしかして《ニホン》というところから来た人ですか?」
「ああ、はいそうでーー………え?」
あれ、今ニホンって言ったような……。えっ、ニホンって日本のことだよな?でも、ここは異世界じゃ………、いやもしかして聞き間違えか?だってここに日本があるわけがない……いや、あるのか?あれ、そもそも異世界ってなんだっけ?
(※かなり混乱しています。)
「最近多いんです。ニホンという町から来た人。私はあまり知らないのですが………。」
どうやら彼女はニホンを町か何かだと勘違いしているようだ。しかしそれは俺にとって好都合だった。
「ああ、はいそうです。なのでここの事はあまりわからなくて……。」
「ああ、そうだったんですね。」
そう言って再びニッコリと笑う。
……たぶん、誤魔化せたはずだ。
「えっと、ここでは大きく分けて3つの魔法があります。回復魔法、防御魔法、攻撃魔法。
これをさらに細かく分けると、初等魔法、中等魔法、高等魔法があります。級によって、魔法をかけられる範囲、威力などが違うので注意してください。
あっ、あと3つの魔法以外でも特殊魔法があります。………たぶんここまでは、あなたのいたところと変わらないと思うのですが……。」
「はい。続けてください。」
「そしてあなたが聞きたがっていた魔力ポイントのことですが、」
ふむふむ、魔力ポイント……魔力ポイント?
すみません、また半端にきれました……。




