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white or black  作者: yuu_kuroiwa7742azu
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平穏な街~レヴァイア~3

久しぶりすぎてごめんなさいっ


不定期更新です

お許しください

時計台はかつて、平和の象徴だった。

ゼノファと僕はここと共に成長し、ここと共に「生きて」きた。

白い高い塔のてっぺんには、銀色の時計台がついていて、塔の屋根の朱と対照的だった。

塔の廻りには紅い薔薇と白いパンジーが咲いていた。

どれもこれも、本当に綺麗だった。




「やっぱ、変わってるな。」

ゼノファの言葉は、今の塔にぴったりだった。

昔のような花々は枯れ落ち、白い外側のペンキは剥がれ、屋根には穴が開いていた。

所々に蜘蛛の巣があり、とてもではないが、これまで重要な式が行われていたとは到底思えなかった。

「うん。」

今の僕には、それしか返せなかった。

「中に、入る、か」

答えを悟ったかのように、ゼノファは塔の中に足を踏み入れたーーー




『おかえり、』




「は?」

僕は不意に振り返った。

何もないはずなのに、僕は悪寒を感じた。

「おい、行くぞ」

「う、うん」

ゼノファの声に誘われ、僕は入り口をあとにした。



聞こえないあの声はいったい何?


次回、新キャラ登場!

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