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平穏な街 ~レヴァイア~ 2
「風邪ひきたいのかよ、こんな寒い日に。」
ゼノファはゆっくりと腰を下ろし、僕にこう言った。
「寒いかな?分かんないや。」
ヘラヘラ笑いながら、すぐに真顔になる。
「、、、やっと、笑えるようになったな。」
「、、ああ。」
2人で、静かに俯いた。
ほんとは、今は平和じゃないってわかってる。
この平和は、すぐに壊れることだって。
だって、平和は、壊れるものだからーー、、、。
「まぁ、今を楽しむか。行くぞ。」
ゼノファは僕の腕を引いて、ドアを開けた。
久し振りに家の外に出た感じがして、少しだけ胸が踊った。
「どこ行く?久し振りだから、時計台行こっか。」
「またか。好きだな。」
「うん。だって、あそこは大切な場所だから。」
僕は足を浮かせながら、喜びに目を輝かせて歩を進めた。
あぁ、僕は勘違いしていたんだ。
あぁ、なんて世界は恐ろしいんだろう。
ちょー久々の投稿に指が震えてうぁぁあ
さてさて、次はどうしよっかなー