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white or black  作者: yuu_kuroiwa7742azu
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平穏な街 ~レヴァイア~

冷ややかな風が僕の顔を優しく撫でた。

明るい光が窓から差し込んできた。

不意に、涙がこぼれる。


あぁ、やっと平和になったんだ。


父さんが築き上げた、この国が。



今から何年も前、

僕の父さんは、迫害を受けていた民族を集め、この国を作った。

迫害を受けていた者達は喜び、涙を流して肩を抱き合った。


だが、現実は上手くはいかなかった。


彼らは手を取り合い汗を流し、共に働いていた



はずだった。



どこからか何かが綻び始めた。

保たれていたはずだった国の秩序が乱れてきた。

人々はいつからか口を開かなくなり、睨み合いを続け、とうとうーーー、、、、。




戦争が起こった。





「あいつを殴れ」

「あいつを蹴れ」





「あいつを殺せ」




幾度となく、僕はこの声を聞いた。

嫌というほど死体を見た。

嫌というほど血溜りを浴び、嫌というほど涙を流した人々を慰めた。


父さんは、悩んだ。

どうやったら、この町がまた平穏を取り戻すか。


どうやったら、あの時みたいに、みんながまた手を取り合うか、、、、。



そこで、父さんは考えついた。










「この町を、また喜びに満たす方法を、、、。」








「はっ!?」

後ろで不意に声がした。

「どーした、シアン。こんな昼っぱらに。」

「ゼ、ゼノファさん、、、。」

ゼノファ。

長身に、肩まで伸びた銀髪。濃い藍色の左目に、右目に掛けられた黒い眼帯、、、。


彼は、僕の大切なたった1人の親友。


たった1人の、、親友なんだ。







あなたには、大切な親友と呼べる人はいますか?

いたらそれは、とてもとてもかけがえのないものだと思うんです。


大切にしてくださいね!

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