4話 錬金術師(ボマー)
やべっ、スライムに見つかったから戦闘スタートだ!「えっと、錬金釜を久々に使うから、最初は何のスキルが使えるのか忘れた。」一番最初に解放されているスキルが何だったか、スキル一覧を見て調べよう。
プチボム錬成:使用ゲージ0、回復(小)ポーション錬成:使用ゲージ1、ボム錬成:使用ゲージ2、ドラゴニックスパイラル:使用ゲージ5
――以上の四つか。なるほど、回復も出来るし、ゲージが貯まれば放てる大技も最初から持っているのか。基本はプチボムとボムで戦って、モンスターがダウンして隙が出来たら5ゲージ消費の大技を撃ち込むって感じで良さそうだ。
そして、ずっと釜を持っているからゲージの上昇速度が普段よりも圧倒的に速い。これならゲージ回復が遅くてダウンに間に合わないといった心配は少ないな。
「さっそく"プチボム"をくらえ!」錬金スキルをしようすると、釜から小さな爆弾が出てきて、スライムに直撃した!「……流石にこれで死ぬほど弱くないか」所詮は0ゲージ消費の技、俺のプレイヤーレベルと錬金術師の職業レベルが低いのもあって全然効いていない。
「次は、スライムの攻撃を回避してみよう」モンスターの攻撃範囲やタイミングは見ていればわかるし、大技では攻撃範囲が赤く表示されてわかりやすい親切な設計になっている。ただ、スライムのモーションなんて見慣れているので、釜を抱えた動きが鈍い状態でも回避など楽勝だ。
「体当たりなら、モーションに入ってから左右に避ければ当たらない……よし!」少し歩いて移動するだけで危なげなく回避出来た。「今はまだ避けられるけど、終盤にいるアイツとかになるとキツいかな。あっ、でも中盤に俺の苦手な素早いモンスターもいるんだった。……まぁそんな先の事を悩んでも仕方がない!今はとりあえず進行度を進めなければ!」
縛りプレイはまだまだ始まったばかり、このクエストを終わらせる為に、大技を撃ってスライムを倒してしまおう。「"ボム"!これならどうだ!?」プチボムと同じモーションなので隙が短いが、威力はかなり強化されたスキルだ。
ドカーン、と撃ち出されたボムはスライムに命中し、スライムは動かなくなった。そして、聞き慣れた「戦闘終了」の効果音が鳴り始め、経験値やドロップアイテムを獲得出来た。「プチボムと比べると威力高ッ!流石は2ゲージ消費なだけある!それに、これだけ威力があるなら、ダンジョンのボスとだって戦えそうじゃん!」実は内心不安だった火力不足の心配はこれで無用になった。
「あと二体のスライムにボムを当てればクエストクリアだ!」
そしてこの後、俺はスライム二体を見つけてボムを撃ち込んで倒し、クエストを無事にクリア出来た。
「これで一歩先に進んだな。『サブクエストを進めつつ、目的地のダンジョンやエリアに到着して新たな街やフィールドに行く』ってシステムで、流れも前回と全く同じだけど、縛りプレイのおかげか新鮮な気持ちになれる!」今からストーリーを進めてもいいが、まず先に素材をフィールドから集めて、錬金術師に適している装備を作る事にしよう。




