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第二十三話:レコードタイム

 小学校の職員室には、最近のダンジョン攻略チームの快挙についての話題で持ちきりだった。ユウト、レオン、リナのパーティーがダンジョン攻略の最速記録を大幅に更新し、教師たちもその成果に目を見張っていた。


 男性教師が新聞記事を手に入れてきて、それを他の教師たちに見せていた。

「見てみて、うちの子たちすごくないか? ダンジョンをあっという間にクリアして、新しい記録を立てたんだって。」


「本当に驚異的ね。でも、レオンが何も声で指示していなかったって部分が気になるわ。普段は索敵担当で、いつも指示が多いのに」と女性教師が記事を読みながら話す。


 男性教師は頷きながら説明を始めた。

「そうなんだ。彼らがダンジョン攻略中に手に入れたアーティファクトが関係しているらしい。そのアーティファクトは雷魔法を利用した通信機器で、彼らは通常の声によるコミュニケーションではなく、それを使って情報を共有していたんだ。」


「なるほど、だから声での指示が聞こえなかったのね。そのアーティファクトの存在は知っていたけれど、利用方法が革新的ね。Ranモードの応用で複数の情報を共有しているのかしら。声に頼らないで大量の情報をリアルタイムで共有できるなんて、ダンジョン攻略には大きなアドバンテージよ」

と女性教師が感心しながら言った。


 男性教師は笑いながら続けた。

「まさにそれ。この新しいテクノロジーが彼らのチームワークをどれだけ強化しているか、実際に目の当たりにしてみたいものだよ。もしかすると、我々教師もこの技術を学び、教育現場で応用できるかもしれないね。」


 職員室にいた他の教師たちもその話に興味を示し、一斉にその可能性について話し始めた。教育への応用だけでなく、他の多くの分野での利用も夢ではないと盛り上がる中、彼らはユウトたちのさらなる活躍を期待していた。


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