表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/67

第十三章: 2進数

 ゴーグルを購入したユウトは、その使い勝手に満足していた。今までは4つの命令しか実行できなかったが、新しいゴーグルを使うことで、10個以上の命令を記述することができるようになったからだ。教会への帰り道、アランの横で、ユウトは片手で10まで数える動作を繰り返しながら喜びを爆発させていた。


「見て見て!片手で10まで数えられるようになったんだよ!」

 教会に帰るなり、ユウトは興奮気味にレオンに自慢した。


 レオンはその様子を見て、少し得意げな表情を浮かべた。

「僕は片手で32まで数えられるよ。」


 2人の会話は噛み合っていなかったが、アランはレオンが2進数について話していることに気づいた。興味津々で、アランはレオンに「その数え方をどこで学んだの?」と尋ねた。


 レオンはにっこりと笑いながら答えた。

「僕の父親はアーティファクト職人なんだ。アーティファクトの中には雷の魔法で制御する技術が使われていることがあって、その中ではこうやって数を数えるんだって。」


 アランはその話に驚いた。つまり、一部のアーティファクトは、コンピュータのように電気の「有」や「無」で制御されているということだ。これを聞いて、アランはこの異世界における技術の可能性に深い興味を持ち始めた。


 後日、アランはさらに驚くべきことを知る。火や水、風や土の魔法で制御されるアーティファクトも存在するというのだ。この異世界の技術の幅広さに触れ、アランはその可能性についてますます関心を強めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ