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初めてのパーティー結成5

「お待たせしました。ギルドカードの裏面にはパーティー名の記載はありませんが、内部情報としては登録済なので、ご確認お願いします」


 返却されたギルドカードをゼロスフィリアにも渡し、怜は自分のギルカードを見てみる。確かにギルドカード裏面は何もない事を確認し、続けてウィンドウを開いてみる。そこにはパーティーについての記載とプラスアルファがあった。


====

名前:レイ 年齢:28(男)

ランク:Fランク 職業:冒険者

パーティー:レイ・ゼロスフィリア(仮)(Cランク)

魔力量:14【非】

魔力操作レベル:0【非】

基本スキル:火(Ⅰ)、水(0)、風(0)、土(0)、光(0)

無属性スキル:言語理解(Ⅱ)、電光石火?

特記事項:護身術

====


 どうやら、昨日のブーブを狩った際の移動が無属性スキル判定されたようだ。別に魔力で動いたりしておらず、生態電気を上手く利用して、火事場の馬鹿力を自分の意思で出したに過ぎないのだが。

 ただ、”電光石火?”はこの世界の文字では無く、思いっきり漢字で書いてあった為、さり気なく誰にも見えないように非表示設定にして、更新する。


====

無属性スキル:言語理解(Ⅱ)、電光石火?【無】

====


 非表示設定をするのは初めてだが、データーベースへの非公開設定だけではなく、表示も非表示にしたものは【無】と記載されるようだ。

 それにしても、クエッションマークが付いている事に驚いた。魔力を使用していないからなのか、この世界には今まで同じような原理で使用した人がいないからなのか、ちょっとあやふやな物はあやふやな感じに表示されるらしい。

 ただ、目をつけられても困るので、今後はスキルと判定されそうなものを使ったら、こまめにギルドカードを、確認しようと決心する。


 ゼロスフィリアがこちらを見ていたが、特に何も言わなかったので怜もスルーする事にする。


「問題ないです。フィー君も大丈夫だよね?」

「ああ」

「それでは、パーティー登録は完了となります。質問等ありましたら、随時お声がけください。パーティー名はお早めにお願いします」

「はい。ありがとうございました」

 

 パーティー登録作業は完了したようなので、怜とゼロスフィリアは1度受付から離れてフリースペースの方へ向かう。

 周りは怜とゼロスフィリアの顔を見ようとしてるのか、ギルド中の冒険者からの視線が刺さる。まぁ、あれだけ大きい声で、有名人ゼロスフィリアの名前が出れば、悪目立ちするだろう。仕方ないと諦め、ゼロスフィリアに話かける。


「俺はこの後から、ギルドの閲覧可能な書籍見ようと思ってるけどフィー君はどーする?」

「俺はダンジョン行ってくる。怜は何時頃までいる予定だ?」

「うーん。混む前に帰りたいし、16時位にはギルド出るようにしようかな」

「分かった。16時頃迎えに行く」

「ん? もう道とか分かるよ?」

「たまには外で夕飯を食べるのも良いと思う……」

「? 分かった。じゃそれまで本読んでるね」

「ん」


 ゼロスフィリアはそのままギルドを出て行った。

 

 ゼロスフィリアの背中を見送りながら、16時に迎えに来て夕飯はちょっと早くないだろうかと考える。成人過ぎ男性に対してお迎えとか、また過保護フィルターがかかってしまっているのだろうか。それとも……。


 怜は頭を振って、気持ちを切り替える。そして、カウンターへ再度行き早速本を借りて、端の1人用の席に座り本を読み出す。周りの視線は気にしない事にし、視界から追い出し、読書にふける。


♢♢♢


 まだ陽が落ちていない夕方頃、銀髪に整った顔立ちにロングソードを帯びた男と、黒髪に眼鏡の凡庸そうな顔立ちの小柄な男がギルドから出てきた。


 2人を見ていると、一瞬黒髪の男と目があった気がした。向こうからこちらを見ることは出来ない筈なのに、思わず黒髪の男から目を離す。


 銀髪の男が、黒髪の男に話かける。

「レイ?」

「ん、何でもない。ご飯何食べるー? というか、まだ16時ちょっとすぎだよー。夕飯には早くない?」


 黒髪の男は辺りをゆっくり見渡した後、銀髪の男に話しかけながら去っていく。


 完全に視界から2人が消えたことを確認した後、そっとその場所を離れる。

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