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事情聴取2

 どうやら理論上は可能そうとの事で、ゼロスフィリアは早速試している。


 ……今度は泣かれなくて良かった。


 と、怜がしみじみ思っていた所、ゼロスフィリアは何度か試してみて、止まった状態であれば出来たらしい。


 フィー君がチートなんだか、この魔法というのがチートなのか、これ位簡単に出来るのが普通なのか良く分からないが、これで人との触れ合いが少しでも増えると良いと思う。


 

 そして、今後の事を話し合う。


 まず怜は、第1に熱を下げ体調を整える事を目標にする。ただ、怜は普段あまり体調崩さない分、1度体調を崩すと少し長引くタイプという事もあり、暫くは部屋から出ない生活となりそうである。


 その間何もしていないのは勿体ない為、フィー君にこちらの言語の教材を買ってきて貰い、言語習得を第2目的とする。字の書けないもの読めない者も居るにはいるが少数派であり、そんな者でも最低限自分の名前は書けるようだ。


 余談だが、久しぶりの熱で寝込んでる間、俺はフィー君が分からない言語で魘されていたそうな。


 どうやら異世界転移特典? なのか意識をすれば、こちらの言葉も喋れるし、読める仕様の為、後は書けるようにさえなれば、何とかこちらでも生活していけるだろう。


 そして、これからこの世界で生きていく為に1番ネックである、今回倒れる原因になった魔力量問題だが、色々と悲しい事実が判明した。


 まず、魔力量は一定条件下であれば増やせる。

 増やし方は簡単なものであれば食事から。魔力が多く含まれているものを摂取してれば自然に増えていくようだ。

 この世界の食べ物は多かれ少なかれ魔力は含まれているようで、栄養不足のスラム街出身者ですら、成人まで生きている場合、怜の2倍以上の魔力量はあるそう。

 次にポピュラーな魔力量の増やし方はやはり、限界まで魔力を消費して超回復を狙う方法。


 そして、今回怜は計らずともこの超回復で増やす方法を行った訳だが、フィー君曰く魔力量は変わっていなさそうとの事だった。


 何故か。

 それは、最初の“一定条件下であれば”という話に戻る。この世界の魔力量が増やせるのは成人18歳までなのだ。

 この法則は見事異世界人である怜にも当てはまってしまったらしく、今回全く増えなかったという結果につながった。


 因みに、フィー君は


 “まだ怜はギリギリ魔力量増やせるのでは?”


 と思っていたらしい。


 ……フィー君からすると、俺は18歳前後に見えてたそうな。そーいえば、誘拐犯達からも何故か途中から坊ちゃん呼びに変わってたね。

 アラサーに向かってまさかの成人疑惑。東洋人マジックは異世界でも凄いいね。

 因みに1個前の任務でイタリアに行った時は、大学生だと思われていた……。



 そーいう訳で、ここの世界で生きていく為に必須な魔力量を自分では増やせない為、詰んだか? と思いきや、逃げ道があった。


 この世界でもやはり魔力量が少ない人はいるし、(怜ほど少ない人は存在するのか不明だが)魔力量イコール強さの世界な為、少しでも使える魔力は多くしたい。


 その悩みを解決出来る手段が魔力貯蓄用の魔石付きアイテム(アクセサリー)を身につける事。


 戦闘職の人は命綱にもなる為、殆どの人が何かしら身につけているらしい。種類としては指輪、ブレスレット、ピアス、イヤーカフ、額当てなどが王道であり、魔石又はその媒介が肌に触れてないと使えないそう。


 ……なんかオシャレだね。魔法使いがじゃらじゃら指輪とか付けてるイメージはあながち間違いでもなさそう。


 なら、魔力量で強さが決まるのであれば、アイテムを大量に身につけたもの勝ちじゃないかと思いきや、大体自分の魔力の2倍までの魔力量のアイテムまでしか身につけられないらしい。

 その人の許容量を超えたアイテムを付けていると、体調が悪くなるそうな。


 その2倍までルールでいくと、結局怜は詰むのだが、ここであのフィー君懐柔に役立った魔力を感じられない体質がここでも役に立ちそうなのである。


 怜の場合は恐らく2倍ルールは適用されないだろうとの事で、そのアイテムはフィー君が用意してくれる事になった。


 怜はしばらく部屋に引き籠る事になったが、フィー君もしばらく仕事に行かず、怜の世話係りをしてくれるらしい。

 

 悪いかなと思ってたら、


「お金には困ってないし、怜に教えて貰った自分に張る耐魔結界の訓練がしたいから気にするな」


 と言ってくれた。


 ……イケメンがするイケメン対応は破壊力が凄いなと思った。

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