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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

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第二次日米戦争勃発

 結局は、アメリカ側の納得の行くような、回答を日本政府は出せず、日米貿易中止という傷を残して一旦終息する、

 ここから、両国のすれ違いは始まったと言っても過言ではない。

 日本政府はつい2.3カ月前にアメリカ側との戦争を痛み分けという形で、終えたばかりなのに、またつまらない事で、刃を交える事になるのか?

 そういう冷静な意見も、国内にはあった。冷静でいようという大人の対応に終始したい日本国民の感情と、大本営の思っている事とは天と地ほどもかけ離れていた。

 大本営にとって今回の刀傷沙汰の事件は、口実に過ぎず、戦争準備は頭にあった。

 アメリカとしても、不本意な形で終わっている以上、もう一度仕留め損ねた獲物を狙うのは、当然の事であった。

 日本は本来消え失せるはずだった大本営と大日本帝国憲法も、何もかもが残っており、沖田達厳龍乗員にとっても分からない未来が、待ち受けているという意味では、この世界の人間と何ら変わらなかった。

 しかし、彼らはどんな事態になっても、忠実に冷酷なまでに、任務を遂行するだけである。

 それは、日本海軍というパトロンにかわれている事によって、時のはぐれものになる事を、避けているという事態が、厳龍乗員をそうさせた。

 そして、日本海軍も厳龍1隻がいるだけで滅亡から逃れられており、両者はベクトルの方向が見事に合致した、give&takeの関係になっていると言える。

 世論の後押しもあってか、日米は再び戦禍を交える事になってしまう。そして、今度こそ決着をつけたい。

 今回はアメリカ側からの宣戦布告で戦闘は始まってしまう。アメリカの狙いは日本の息の根を止める事であった。

 そしてついに1947年10月13日、第二次日米戦争は勃発してしまった。

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