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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

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58/252

ブランク

 話題がアメリカの事になると、5人の表情は変わった。

 「アメリカ海軍てのは、俺達の知るものとは違うな。」

 「そりゃそうですよ。67年も前のアメリカ海軍なんですから。」

 「こんな歯ごたえのない奴等に負けたかと思うと、なんかなぁ……。」

 「その台詞が言えるのは、厳龍がいたから言える事ですよ。」

 「確かにな。アメリカ海軍が厳龍の存在を知っていたら。」

 「テニアン島や沖縄でも圧勝していたと……。」

 「その結果はよく分かりませんし、仮定の話ですから。」

 「だが、戦況が間違いなく、向こうに向かって行ったでしょうな。」

 「今回の台湾攻略戦も油断は出来ませんよ。」

 「原爆の破壊も、厳龍の武功ですよ。」

 「まぁ、兵器が優れているのは、間違いない。」

 「乗っているcrewも優秀だと言いたいですね。」

 「確かに魚雷をギョーサン命中させたしな。」

 「さすがにここまでやりゃあ。厳龍もマークされているだろう。」

 「67年間の時間のブランクは大きいですよ。」

 「ここまで戦ってこれたのは、厳龍のお蔭だ。」

 「そこに戻るんですね。」

 「今のところ敵なしだな。」

 「でも、いつ強力な兵器が出てくるか分かりませんよ?」

 「日本が潰れでなければ、日本もそれなりに反撃するさ。」

 「だと良いんですが。アメリカは、敵に回しちゃ駄目ですねぇ。」

 「今の戦を勝って終わらせる事。それだけさ。」

 「東郷平八郎元帥の勝って兜の緒を締めよってヤツですね?」

 「そろそろ決着つけたいですね。」

 「ああ。」 

 「勝つにしても、負けるにしても俺達の知る……。」

 「戦後ではなくなるのは確かですね。」

 「さぁ、そろそろ作戦海域だ!行こう!」

 「あと一つ、あと一つ。その積み重ね。」

 「戦争は必要悪だが、兵士に罪はない。」

 「89式の威力もアメリカは痛い程分かっているはず。」

 「さぁ、敵さんのお出ましだ!」

 厳龍は台湾の排他的経済水域に侵入した。 

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