表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

180/252

NEW generation

 本日の当直は、倉井中尉、相澤少尉、島村少尉、英谷軍曹、末広伍長、吉田川一等兵の6人であった。

 「明日はアメリカ海軍との軍事演習だったよな?」

 「うちの隊は、今回は出席しないんじゃなかったでしたっけ?」

 「私も、全く聞いてませんけど。」

 「そうかな?」

 「明日あるのは、アメリカ海軍との頭上演習です。」

 「変わったんですね。事前の予告だと艦隊演習になってましたもんね。」

 「ありがとーな。」

 「しっかりして下さいよ中尉殿。」

 「悪い。下士官生活が長かったせいか、情報たに疎くてな。」

 「しかし、最近の新兵は優秀だな。」

 「確かに最近の新兵は良く出来ているかもしれません。」

 「下士官の立場から見ても、優秀な兵は多いですね。」

 「徴兵制度を撤廃したおかげですね。」

 「自分達のgenerationの事ですよね?」

 「そうだ、吉田川。お前達の世代の事だ。」

 「軍隊も民間会社と同じ志願制ですよ。」

 「時代は変わったんですね。嬉しいやら寂しいやら。」

 「兵隊の質が良くなっても、やる事は変わりません。」

 「そうですね。軍曹殿の言う通りです。」

 「実力さえあれば、幹部にもなれます!」

 「やれる者を募集して行くんだな。」

 「その制度の方が昔よりはるかに良いじゃないですか?」

 「何よりも、国軍大学校でのハンモックナンバーは、関係ない。」

 「実力至上主義と言えばそれまでですが。」

 「誰でも一定の力があれば、チャンスがあるのは、良い事ですよ。」

 「上に留まりたい奴にとっては、目障りな制度だな。」

 「下克上させてやってくださいよ。」

 「増えますよ!ライバルが。」

 「学業成績だけで人事を行うより、良いですよ。」

 「そこに臨機応変という文字はありませんしね。」

 「今の良い調子のまま、日本海軍が続く事を祈るしかないな。」

 「大丈夫ですよ。これからも日本を守るNEW generationは育ってますよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ