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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

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国軍大学校

 別に、新兵に対する待遇が、特段良くなった訳ではない。相変わらず、兵隊・下士官の待遇は冷遇されている。

 では、何が変わったのか?

 それは、日本人の軍隊というモノに対する考え方、思考が変わったのである。

 これまでは、嫌が応にも20歳を超えたら、陸海空海兵隊を選んで行く他にはなかった。

 しかし、今は違う。やる気のある若者が志願して行く所に、軍隊は変わったのである。もちろん、志願しただけでは駄目で、入隊試験をクリアしなくてはならない。言わばふるいだ。

 兵器の高性能化には、扱い手の頭脳もそれなりのレベルに達していなければ、ならないのも事実で、馬鹿では、駄目な時代になったのである。

 職業の一つとして、軍人が捉えられる様になった事も、大きいかもしれない。国家を防衛するという仕事に魅力を感じて、日本の軍隊の門を叩く者も存在する。

 しかし、理想や憧れだけで、務まる程の甘さはない。日本政府としては、スムーズに徴兵制から志願兵制度へと移項出来たという、認識でいたが、現場レベルでもそれは、共有されていたことは間違いない。

 兵士が来ないのではという危機感もあったが、それは取り越し苦労というものであった。

 陸海空海兵隊の中で、最も人気があったのは、海軍であり、海兵隊はその任務の過酷さから、一番不人気であった。

 陸海空士官学校及び陸海空軍大学校の6つの機関は、統合合併され、国軍大学校とする国軍大学校関連法案が、国会で可決され承認された。

 1970年4月1日からの任用・運用をスタートさせていた。国軍大学には、3つの学部(陸軍学部、海軍学部、空軍学部)があり、6年の歳月をかけて、日本を守る士官を養成する大規模教育機関となっていた。尚、海兵隊は海軍学部の中に組み込まれ、選択制で選べる様になっていた。

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