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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六


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厳龍第二世代顔ぶれ

 本日の当直は…と行きたい所だが、厳龍乗組員(65-35=30)+新兵35人の名前について触れたいと思う。

 艦長:戸村哲也 大佐(曹長→大佐)

 副長:村井 瞬 中佐(軍曹→中佐)

水雷長:大橋 透 中佐(軍曹→中佐)

航海長:井野 淳 中佐(軍曹→中佐)

先任曹:村雨 明 曹長(新兵)

 ここまでが、役職に着いている人間である。新兵とは、言うもののまっ皿な素人ではなく、海軍の別部隊に所属していた人間が、ほとんどであった。一部の一等兵や二等兵については、素人がいた。だからどうという事も無いのだが。既に厳龍に残留したメンバーも、その当時の階級で、新しい役職(階級)は決まった。

 曹長・軍曹→中佐、伍長→少佐、上等兵→大尉、一等兵→中尉、二等兵→少尉、とここまでが厳龍第一世代の階級である。村雨先任海曹長を除く34人の階級と名前は、以下の通りである。

 曹長:井川、大井、川名、角井田、(村雨)5人

 軍曹:刈谷、茂岡、福、山戸澤、英谷、5人

 伍長:五里、夢野、末広、脇田、春川、5人

上等兵:薙野、浦井、尾沢、遠野、原田、5人

一等兵:山宮、丸尾、谷山、武田、風本、笠崎、吉田川、7人

二等兵:藤田、村沢、薬師寺、荻田、岡野、瑛川、西東(さいとう)、倉坂、8人 計35人

 バランスのとれた人数にしたのは、戸村が沖田元艦長に言われた事だった。「潜水艦という狭いスペースの中でものを言うのは、階級である。だから、上(中佐)と、下(二等兵)は手厚くして均等にしておけ。」

 それが、沖田元艦長が長年かけて培って来たサブマリナーズ達を上手くコントロールする、黄金比率なるモノだと伝えてくれた。

 戸村は、大本営にどんな面子が欲しいか聴かれて、こう答えている。

 「問題なのは、人間の中身ではなく階級です。」

 それは、沖田の命令に、忠実であろうとするからこそ出てくる言葉であった。


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