厳龍マニュアルの歴史的 judge
本日の当直は、山下中佐、戸澤少佐、長谷川大尉、信田中尉の4人であった。
「厳龍マニュアルねぇ…。」
「こりゃ大変ですよ!作るの…。」
「こんな分厚い書類よく通常勤務の間に出来ましたね。」
「分かりやすくて、伝えやすい最高のマニュアルですよ。」
「まぁ、その手のspecialistばかりだからな厳龍には。」
「戸村先任海曹長や、倉沢中佐あたりにリサーチさせてまとめたんでしょう。」
「だとしても、この完成度は機密資料に充分なれるよ。」
「そうですね。海外に漏れれば厳龍が沢山溢れる事態になります。そうなると日本は厳しくなりますよ。」
「そりゃ、ガチでやべぇな。日本の天下も終わってしまうかもな。」
「うかうかしてられませんね。退役後も。」
「戸村先任海曹長が管理人として、新艦長として責任の元管理されるから、大丈夫だろう。」
「お後がよろしくなければ、厳龍を戸村新艦長に任せたりはしないさ。」
「乗員が変わっても、このマニュアルがあれば大丈夫だな。」
「扱いにはくれぐれも注意が必要です。」
「後任の奴らが何とかしますよ。」
「流石に、この文章の重要性に、気付かないなんて事はないだろう。」
「そんなパッパラパーには艦長任せないよ。」
「これからの厳龍を作っていくのは、マニュアルも大事ですが、人間ですよ。人間力。」
「そうそう。マニュアルなんてのは汎用的な教科書。」
「帝国海軍でも、海上自衛隊でも同じ事か。」
「良くも悪くも日本人は、人を使うのが上手いからな。」
「たまに無茶をするのが、たまに傷ですが。」
「それだけの下地があるって事だろうよ。」
「帝国海軍は未だ滅びていないが、それが…。」
「良かったか、悪かったかは歴史がjudgeする事だろうな。」
「ですね。まぁ、自分達に出来る事は、当直をしっかりこなす事ですね。」
「さぁ、今日も頑張ったし、明日も頑張りましょう。」
厳龍の定員の半分近くの人員が、人員の高齢化により変わるという事は、それだけ彼等が、この世界に長くいる事の証でもあった。




