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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六


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バージョンアップ

 何も空母艦載機をプロペラ仕様からジェット機仕様に代えるだけが、装備の入れ替えではない。対空包火や、艦船に取り付ける機銃なども、当たらないものなども、刷新の対象となった。

 一人一人に貸与される小銃も、旧式のままでは、いけないだろう。装備の入れ替えには、可能な限り徹底的にやる。そうする事で、国防費用の質は上がる。

 兵器のバージョンアップは、パソコンでいうところの更新に近いものがあって、定期的に行う事でが望ましい。

 日本海軍も例外ではない。兵器の質を上げると、人員の練度を上げる必要があるからだ。兵器の装備の更新の遅れは、ややもすると勝利や敗北の要因にもなりかねない。

 それだけ、軍隊にとって装備を整える事は、重要な事であり、もちろん沖田達も例外ではない。

 5年、10年先を見越した兵器の入れ替えと、タイミングにこそ、司令官や大本営にいる幹部連中の腕の見せどころである。

 そういった目線から見ると、今回の日本海軍の兵装交換は、比較的スムーズにいったと言える。

 空母の運用にこそ、時間を要するものの、交換出来る範囲での兵装交換は早かった。

 魚雷やレーダーやソナーといった潜水艦関連のバージョンアップも、優秀な装備を手にし、完了していた。

 56式魚雷は、その中でも主力魚雷だった47式魚雷に変わる、有能な魚雷だった。

 性能は当然の事、発射可能数も大幅に改善されており、これからの激動の時代でも、通用する魚雷だった。

 こうして日本海軍は、装備の入れ替えを順調に行い、次の戦への供えが出来ていた。

 だが、海軍と違い空軍は、少し装備の更新にてこづっていた。創設間もない日本空軍は、どんな兵器を持ってくれば良いのか、分かっていなかった。

 空軍だけでなく、陸軍も三八式歩兵銃に変わる新たな歩兵専用の銃の導入にてこづっていた。

 イケイケドンドンとはいかなかったが、装備の更新を行う事で、国防意識を高める狙いもあった。こうして日本陸海空軍は、手探りながらも、新しい装備を整え、次なる戦に備えていた。

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