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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六


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Generation of  weapon

 1956年4月には、日本海軍の次世代兵と呼ばれる兵器の導入を開始し、さらなる基盤の強化に努めた。

 空母艦載機をジェット機にしたのは、その目玉であり、行く行くは空母を原子力仕様にして、原子力空母や、原子力潜水艦を配備するのが、海軍上層部の狙いであった。ただ、原子力空母の運用については、どうしても空軍の顔色を伺わねばならないところがあった。

 旧兵器(旧式装備)からの切り替えは、どこの国にも避けては通れない至上命題であり、10年に一度あるいは、15年に一度とも言われる、この期間をどう乗り越えて行くのかが、頭痛の種であった。

 アメリカとの再戦を、常に頭に入れておかねばならない、この世界の日本は、ややもすると、沖田達がいた世界の日本よりも、大変な棘の道を歩いているのかもしれない。

 軍拡著しい世界にあっては、空母改修も新しい潜水艦の健造も、わけなく行えた。

 だが、1956年の日本の財政状況は、決して予断を許すものではなかった。

 それでも、「国防無くして国家の安泰は無し」と海軍上層部が、ゴリ押しして、お金のやりくりは、どうにか納めていた。

 当然、そのしわ寄せは、末端の国民生活を直撃する事になる。そもそも、日本のような小さな島国が、空母や巨大な陸海空軍を持とうとするのが、先ずもって無茶な話なのであるが、国民に耐え忍んでもらう事で、一等国家であろうとした。

 だが、それも長くは続かない。その為に日本政府は競馬や、パチンコ、カジノといったギャンブルを解禁。無料の温泉を作るなど、苦肉の策として、国民生活を改善した。

 こういったガス抜き政策を行った為、何とか暴動やテロを防いでいた。

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