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深海の精鋭たち(サブマリナーズ)  作者: 佐久間五十六
昭和の大日本帝国海軍の潜水艦

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アジアの虎退治

 深海のサブマリナーズ後半戦始まるよ‼

 戦利品として、アメリカから領土を取る事は出来なかったが、残された戦時中の日本の領土というモノは、基本的に問題(法的に)がなければ、日本のやりたい様に出来たのである。

 満州国も例外ではない。第一次日米戦役(1941~1947)後まもなくして、第二次日米戦役(1947年10月~1950年3月)が、勃発したため、満州国は、同盟国であった中国政府は、実力行使を出来ず、日本の力も及ばず、独立国のような体を成していた。

 この、アジアの小虎を、日本側は巧妙な手を使って、自らの勢力下に治める事になる。

 台湾や、この満州の扱われ方は、沖田達の知る歴史とは、全く異なるものになっていた。

 日本はほとんどの海外領土を、少額の援助で独立出来る様に根回しをして、独立させて自らの勢力下においた。そうならなかった海外領土は、台湾と満州国だけであった。

 北方からの圧力ばかりに目が行っていた、戦後の日本(沖田達の知る)であったが、この世界では、北方からの脅威に目をやる必要は、無かった。第二次日米戦役で日本はロシアと同盟を組んでいたからである。

 そして、満州国と台湾を抑えておく事で、中国という国の影響力も、必要以上に強大化させないようにした。だから、この世界では朝鮮戦争が起こらなかった。

 この世界の日本の戦後の外交能力には、驚きを通り越して、うなずくしかなかった。政治家に凄い敏腕な人間が居たわけではない。ただ、戦略と戦術が、上手くはまっただけの事である。

 もちろん、その戦略決定に大日本帝国陸海軍のトップ達が、絡んでいる事は言うまでもなかった。帝国海軍の米内海軍大臣、井上成美連合艦隊司令長官らは、自分達の思うまま、海軍の力を維持し、力を発揮出来る事を、嬉しく思っていた。

 そうは言っても、三度アメリカと刀を交える事になれば、圧倒的な差で打ち勝てるという、余裕はなかった。

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