表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/16

Mother

どこかで道を間違えたのかな

あの頃は一緒に摘んだ菜の花

今はただ踏みつけて歩いてる

大事なモノばかりなくしてく

悲しみさえも感じられなくて

虚しさに支配されても明日へ

進んでいくしかないんだって

諦めながら自分に言い聞かせ

願っても戻れはしない過去に

愛されていた記憶だけを辿り


 こんなはずじゃなかったって叫んでみたって

 どこにも救いなんかあるはずもなくて

 どうしようもない今に打ちのめされて


溢れ出る涙はそれでも温かく

まだ生きてるって事は分かる

ご免なさいって言えないまま

月日だけは狂わずに進むから

思っていた“いつか”を逃して

優しさを求めるなんて弱いね

守られていたのは遥か昔の事

分かりすぎてるから痛いほど

失って気付くのがセオリーで

上書きは出来ないメモリーで


 こんなはずじゃなかったって叫んでみたって

 どこにも救いなんかあるはずもなくて

 どうしようもない今に打ちのめされて


積み重なったのは後悔だけの

なんの意味もない人生だけど

どこかで道を間違えたんだね

摘み取れるのは真黒い塊だけ


 こんなはずじゃなかったって

 気付いていたのに目を逸らしただけ

 誰かを救う事もしないで求めてばかり

 打ちのめされてその痛みを思い知る


 こんなはずじゃなかったって


 今はただ叫んで気を紛らわすだけ




  




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]    『Other』 人の記憶なんて脆いもの それでも引きずるものが重いほど 残る轍は深くなる 引きずる私はつらくなる 周りに比べて遅いよと 今日も叱責されるこの仕事 いつしか外は暗くなる…
[一言] いつの日にか笑顔でありがとう、と言える日の来たらん事を。 ちょっと泣けて仕舞いました。ありがとうございました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ