Mother
どこかで道を間違えたのかな
あの頃は一緒に摘んだ菜の花
今はただ踏みつけて歩いてる
大事なモノばかりなくしてく
悲しみさえも感じられなくて
虚しさに支配されても明日へ
進んでいくしかないんだって
諦めながら自分に言い聞かせ
願っても戻れはしない過去に
愛されていた記憶だけを辿り
こんなはずじゃなかったって叫んでみたって
どこにも救いなんかあるはずもなくて
どうしようもない今に打ちのめされて
溢れ出る涙はそれでも温かく
まだ生きてるって事は分かる
ご免なさいって言えないまま
月日だけは狂わずに進むから
思っていた“いつか”を逃して
優しさを求めるなんて弱いね
守られていたのは遥か昔の事
分かりすぎてるから痛いほど
失って気付くのがセオリーで
上書きは出来ないメモリーで
こんなはずじゃなかったって叫んでみたって
どこにも救いなんかあるはずもなくて
どうしようもない今に打ちのめされて
積み重なったのは後悔だけの
なんの意味もない人生だけど
どこかで道を間違えたんだね
摘み取れるのは真黒い塊だけ
こんなはずじゃなかったって
気付いていたのに目を逸らしただけ
誰かを救う事もしないで求めてばかり
打ちのめされてその痛みを思い知る
こんなはずじゃなかったって
今はただ叫んで気を紛らわすだけ