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感。
誰にも知られたくはない
そんな話なら幾らでも
見透かされてた打算
何時からか感じてた疎外感が
快感に変わる頃には
騒ぐほどに向けられる白い目にも慣れた
仰ぐ事なんて無かった空から
余った分だけ貰ったひかりで
甘ったるい関係を築き上げた
何時になれば何処に行けば
って沈みかけた舟の上で泣くばかりで
明日はないと感じてる厭世家
先生は知ってんのかな教科書にはない答え
放課後の廊下を駆け抜けたのは誰か
そんな過ぎ去った昨日に
失った友を数えながら
向き合った現実は
好きだったモノが嫌いに変わる
そんな未来が次第に鮮明になるみたいで
結局は目を背けてただけか
墓場に持っていく予定の
劣等感の塊
わだかまり抱え続けた
儚い期待は陽炎のようで
叫ぼうとして夢から醒めた
『 ─────!』
遠慮無く決め付けて
打たれたENDマーク
疲れた顔してさ
普段通り不感症のフリ
たくさんの愛を諦めた




