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元カレ  作者: 田中らら
3/5

再会

私は驚いて声が出ない。


彼「こんな時間に何してる?」


私「あなたこそこんなところで何してるの?」


彼「俺はそこのお店でお茶してた、

そこのコーヒーがおいしいって評判だから。」


たしかにそこには半年ぐらい前に出来たカフェがあった、

雑誌なので紹介されて連日混んでいた。

私は何を話したらよいのかわからなくて、

「元気だった?」と当たり障りのない質問をした。

「うん、元気だよ。この近くに住んでるの?」


私は彼に聞かれて自分の格好を思い出した、

ラフな格好の自分が、急に恥ずかしくなった。


私「うん、すぐ近くに1年ぐらい前に引っ越して来たの。」


彼「スマホ変えた?連絡したら繋がらなくて…

今も1人暮らし?」


私「うん、今も1人暮らしだよ。」


彼「こんなところで偶然会うなんて、何か運命感じるよね!」


えっ運命?そんなこと言う人だった?


彼「俺も彼女と別れて今は1人なんだ。

今度ごはんでも食べに行かない?」


私「えっ!!」


今、目の前に彼がいて、

何度も夢見た彼からの誘いの言葉、

夢じゃないよね?

でも私の心の中に何か違和感がある。

この違和感はなんだろう?


彼「ごめん、急すぎるよね、

考えて答えが出たら連絡して。」


彼は名刺を出した。

彼から名刺を受け取る為に彼に近づくと、

昔と同じ匂いがした。

なつかしさとやはり違和感を感じる。


彼「じゃ、今夜は遅いからまた、

送って行こうか?」


私「い、いいよ!

すぐ近くだから、おやすみ。」


彼は暗闇に消えて行った。

夢?

いやいや私の手に彼の名刺がある。

夢じゃない!


つづく

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