第4話 沖縄旅行!その2
あれから2時間くらい経ち、ようやく銀◯が部屋に帰ってきた。こいつ、一体何をしてたんだ……?
まぁいい。僕はDMOでも見てオ◯ろう。
森◯はといえば相変わらずエロ本……ではなく、携帯画面を横にして何やらゲームをしていた。
クリームパンダこと名◯は(ずっとクリームパンダと呼ぶのは可哀想なので)左足を揺らして何やら考え事をしていた。
どうした名合。森◯のエロ本が気になって仕方がないのか?
その後、消灯時間を迎え、僕達の部屋のメンバーはみんな布団に入り、眠りについた。
ま、僕はまだ起きてたけどね。なぜかって? ふん、もしかしたら僕の部屋に夜這いに来てくれる女の子がいるかもしれないだろ? だから僕は起きるのさ。そしてドアの前で全力待機だぜ!
ま、4時間くらい待ったけど誰も来なかったよ。あはは。
次の日は自由行動だった。だが、僕にはすることがない。
いや、正確にはある。せっかく沖縄に来たのだから観光とかあとホテルの屋外にあるプールで女の子達と遊ぶとか、色々あるんだ。
けどね、けどね。
どれもぼっちでやるなんて寂しいじゃないか……
てなわけで僕はほとんどホテルの中にいた。
しかし、僕と同じ部屋のメンバーは違った。名◯は(ぼっちのくせに)どこかに出かけていくし、銀◯はどうせ女の子達とプールとかで遊んでるだろうし森◯(どこかぼっちに慣れてる)も名◯と同じようにどこかへと出かけて行った。
僕? あはは、1人で出歩くほど精神強くないし部屋にこもるさ。
こうして沖縄旅行2日目は特に変わったこともなく、終わった。
3日目、沖縄から大阪へと帰る飛行機に乗るが、こちらも特に変化なし。
隣には行きと同じ森◯がエロ本を読んでいる。
ふうむ、僕のリア充ライフどこに行っちまったんだろうな……
その後、21時に空港へ着き、僕達は解散し、各自家へと帰っていった。ほんと疲れた。肉体的にも、そして精神的にも。
旅行先で女の子と会話したの一度もないよ?
確かに今回の旅行女の子が4人くらいしかいなかったけどそれでも他のクラスの女の子とかいたんだよ?
食事の際、他の学校の生徒達も来たんだけど誰も僕に話しかけてこなかった。
ぐすん。女の子と会話だけでもいいから喋りたかった。
そして更に僕を追い詰めるかのように家に帰った次の日、学校だった。
え、なんで? 僕達は沖縄旅行に行って遅くに解散したんだよ?なんで?
だがーー、
「はーい規律〜」
担任の声と共に生徒が椅子から立ち上がる。その生徒達の中に、疲れが取れていない僕がいた。