プロローグ
プロローグ
___________あの日、人間は進むべき道を違えた。
幾つかの欲望が合わさり、混ざり合い、そして分かれた。
もう、この世界には何も残ってい無い。
残っているのは『憎悪』『絶望』、そして『破滅』。
人々は二つの意思を持ち、崇め、それを原動力として醜い争いを始めた。
『他国と協定を結び、国の潤沢 また、富をを取り戻す。』
『他国に屈しず、我々の意思を貫き通す。』
前者を黒夜大和帝国連合軍、
後者を白夜大和日丸国軍、
両者の争いを『第一次大和戦乱事変』と、呼んだ。
この争いは人々を混乱させ、国を乱していった。
言わば国の破綻、国家の反乱。
案の定大人は減り、子供だけが増え続け、国が成り立たなくなり、再び鎖国状態に陥った日本は他国との関係も崩壊寸前のものとなった。
そして、『第一次大和戦乱事変』は一度、幕を下ろした。
それから500年、未だ他国の交流を許してい無い 日本は、再び内乱を引き起こすことになる。
______少年少女を巻き込んで………………。