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いつかお嬢様になりたい系ダンジョン配信者が本物のお嬢様になるまで【コミカライズ2巻 2026/04/28発売!】  作者: 鬼影スパナ


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星空プロダクション(3)



 星空プロダクション。そのスカウトの人の話をカロナは聞いてみることにした。

 メールを出したところ、あれよあれよと実際にBCD上で会ってみようという話になった。


 知らない人をホーム(おうち)に招くのも怖いので、カロナは星空プロダクションの企業ホームへと出向くことにした。どうせ交通費も移動時間もかからない、この辺はデジタルなVRならではの利点だ。


「初めまして! 星空プロダクション代表、星空アカリです!」

「星空プロダクション所属、ユキ・スターダストです」

「星空プロダクション所属、ソラ・ムーンライトです」


 と、早速星空プロダクション所属のB-Casterであり、代表である3人に出くわした。……が! こんなこともあろうかとカロナもコクヨウとセバスを連れている。数の上では互角である!


「竜胆寺カロナですわ。こちらはメイドのコクヨウと、執事のセバスですの」


 ぺこりと頭を下げるコクヨウとセバス。


「マネージャーAIのホシです。よろしくお願いします」


 だが相手にも秘書AIがいた! これによりカロナは数的には劣勢に陥る。さすが企業勢、恐るべし人材の厚さ……!!


「これが現在の星空プロダクションの全員です……」


 星空アカリが肩を落としながら言う。

 ……これで全員? これで!? とカロナは驚く。だって3人だけ、秘書AIを含めても4人なのだ。ダンジョンブレイバーとほぼ変わりがないではないか。

 いや、むしろダンジョンブレイバーは最近ギルド長AI(渋いおじ様)を導入したのでむしろダンジョンブレイバーの方が多い。


「竜胆寺カロナさん。この度は私達の話を聞いてくださるとのことで、ありがとうございます」

「ええ、まぁ、その。スカウトされたのは初めてだったので……ですがその……零細という噂は聞いていましたが……4人、ですの?」

「い、一応企業として登録されている分、優遇措置とかがありますから!」


 個人勢とは異なり、BCDでは企業勢にはいくつか利点がある。

 まず補助金が出る。ダンジョン攻略は国が推進している事業であるため、少額ではあるが補助金が出るのだ。

 次に、企業勢でなければ使えない政府お抱えの工房がある。かなりの腕前の生産職が所属していて、強力な装備を扱えるとか。一応個人勢でも利用できないわけではない、のだが、よほどの大物配信者でなければ断られる。


「そしてなにより……知名度があります。言っては何ですが、私たち星空プロダクションは以前社長がマネージャーと会社の金を持ち逃げした、という炎上案件がありました。……おかげで、私達のチャンネル登録者数はそれぞれ2万程、星空プロダクション公式チャンネルは登録者数12万人となっています」

「まんッ!?」


 零細零細とどこかバカにしてしまっていたが、いまだチャンネル登録者数2500人程度のカロナにとって、万の大台はまだまだ先の夢だった。


「おかげでギリギリですが企業勢としての面目を保てている、といったところですね。最近までは本当にギリギリでしたが、秘書AIのおかげで新マネージャーが――そう、社長と不倫しない、会社の金を使い込まない、なにより私達を裏切らって逃げない! そんな理想のマネージャーが生まれ、多少余裕ができまして」

「えっと。それオフとはいえ言って大丈夫な話ですの??」

「大丈夫です。知ってる人は知ってるレベルの話なので……それで、今回新人として、何人か新メンバーを追加しようと思いまして!」


 曰く他にも声をかけており、これで3、4人程集まってくれれば、星空プロダクション第2パーティーとして別枠活動してもらおうと思っている、とのこと。

 1、2人のみの場合は現在の星空プロダクションパーティーに組み込む形になるらしい。


 カロナは、入るなら絶対3人以上集まって欲しいと思った。

 目の前の3人はどうもリアルで面識があるらしく、新人が割り込んでいくには厳しそうだったので。




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