表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつかお嬢様になりたい系ダンジョン配信者が本物のお嬢様になるまで【コミカライズ2巻 2026/04/28発売!】  作者: 鬼影スパナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/65

推しの配信を見るのですわー!!


「目標達成ですわーーー!!」


”お嬢おめでとー”

”よく頑張った!”


 今日も今日とて、カロナはダンジョンに潜っていた。マルチは怖いのでまたソロだったが、なんとか目標金額――秘書AIを2体買える金額まで稼ぐことができた。わりとギリギリなラインだけれど。


「先日切り抜いていただいた動画からの収入が5000円もあったのは大きいですわね。1ヶ月の食費が賄えますもの!」


”食費が月5000円……?”

”お嬢……少ないけどこれ、ってまだスパチャ未解禁だったわ……(;;)ホロリ”


「うう、お気持ちだけ頂いておきますわ。あと20人くらい登録者数が増えれば解禁ラインなのですが……チラッチラッ」


”今ここに居る奴はまぁ登録者だろ”

”未来に向けてコメントしとくか。アーカイブみてる奴ー、登録してあげてくれー”


 現在のカロナのチャンネル登録者数は178人。BCDではスパチャ解禁ラインが200人なので、あともう一息といったところだ。

 B-Casterを初めて1年でこの人数なのだから、まぁ、多分、個人勢にしては頑張っている方なのではないだろうか?


「おっと! 今日は私の推し、ミカド様の配信がございますのよ! そろそろ開始ですし、今日はここで切り上げさせていただきますわね。おつカロナー! チャンネル登録、高評価よろしくおねがいしますわー!」


”おつカロナー。俺もミカド様の配信見るわ”

”またねー。次は秘書AI談義かな?”


 と、挨拶をして配信ウィンドウを閉じるカロナ。そのまま流れでウキウキとミカドチャンネル――お嬢様B-Caster天納時(てんのうじ)ミカドの配信を開く。


 天納時ミカド。カロナの最推し(最も大好きな)配信者であり、憧れ。

 チャンネル登録者数は400万人を超え、ダンジョン攻略者としても凄腕の実力派。


 そしてなにより、ガチのお嬢様である。


 推定年収5億円超。社会福祉のためにチャリティーイベントを開催する程の高貴なお嬢様。金髪の縦ロールはカロナもリスペクトした髪型だ。


「今日の配信は――やったぁ! ダンジョン配信ですわ! 今日もミカドお姉様の優雅な攻略を拝めますのね!? るんるんっ」


 くるっと椅子を回し、後ろを向く。配信のときは机に向かってデスクトップパソコンのディスプレイを表示するのだが、推しの配信はやはり大画面で見たい。

 VR空間であるのを良いことに、カロナは壁一面に配信画面を広げた。


「っはぁ、大画面で推しを見れる幸せ……これだからVRは止められませんわ!」


 現実でこれほどの大画面を用意するとなれば、数百万円する巨大モニターか、部屋を暗くしてプロジェクターでスクリーンに映すかする必要がある。

 ヘッドセットひとつでここまでできるあたり、これだからVRは最高だぜ、とカロナが思うのも無理からぬこと。


 丁度配信開始時刻だったこともあり、そのまま天納時ミカドの配信が流れる。


「あぁー、ミカドお姉様のOPですわー。いいなぁ、私もOP欲しい……なんかこう、秘書AIはそういうの作ってくれたりするのかしら?」


 カロナは天納時ミカドの美麗OPを見つつそう言った。

 没入VR空間なので、いくら騒いでもご近所迷惑にならない。独り言も言い放題。


 推しの配信を堪能し、誰にも邪魔されず、集中して見れる素敵な環境である。

 カロナは今日も、いつも通り、画面越しにミカドを応援しながら配信を見る予定だ。



”あれ? お嬢の配信まだ続いてる?”


 なので、カロナの背後、机上にそんなコメントが流れたことに気付かなかった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ