タイトル未定2026/01/04 18:54
その夜医師会を終えたマスターは、繁華街にある有名大手デパートの菓子売り場のチョコレートコーナーにいた。
以前北神亮から「barにあったチョコ作りに協力をしてほしい」と依頼され、「店の名前を出さない」と言う条件の元依頼を受けた。
「店の名前を出さない」と言うのは、単にマスターの照れから来たものであった。
チョコ作りに携わったのは、厨房で料理を作るたきこだった。
今目の前に、「barにあったチョコ」とディスプレイされ、商品化されたチョコが目の前に並んでいた。
マスターは、商品の一つを取った。
縦長の箱に入っていて、上から順に小ぶりなハートのチョコ、真ん中は星型のチョコ、一番下が月型のチョコで一箱に三種類のチョコが入っていた。
パッケージは赤で、MILKと書かれていた。
もう一つのチョコは内容は全く同じで、パッケージは青でBITTERと書かれてあった。
マスターは、手にぶら下げていたかごの中に、これでもかと言うほどチョコを入れた。
「マ〜スタ〜」
背後から、甘えるような声が聞こえ、振り向くとほろ酔い気分のちはるがいた。
ちはるは、マスターが手にしていたかごをのぞきこんだ。
「わぁ、barにあったチョコ!うちの商品じゃん!」
「可愛いチョコですね」
「やだぁ〜もう、嬉しいぃ!ねぇ、お祝いしよ」
「いや、もう遅いですし」
「いいじゃん、いいじゃん!行こう!」




