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タイトル未定2026/01/04 18:46

 短大保育科の講義を終えた水田若菜は、ほっと一息ついていた。

 ふと周りを見渡すと、仲良くなった女性同士が笑いながら席を立つ光景が見られた。

 周りを見渡すと、若菜だけだった、一人で座っていたのは。

 もしかして私、友達いない?

 少し焦りを感じたが、立ち上がって輪の中に入る気はなかった。

 シロちゃん……

 高校二年の時だった、白田流花に出会ったのは。

 初めて見る流花に、若菜は見とれていた。

 モデル並みの背の高さで、さっぱりしたショートカットは同じ同世代に見えなかった。

 大人びた雰囲気を、醸し出していた。

 若菜は流花と目があい、流花は若菜に微笑んだ。

 純粋無垢な笑顔って、こう言う笑顔なんだ。

 そう若菜が感じていると、「ツインテール、可愛いね。似合ってる」 そう流花の方から、話しかけてきた。

 その言葉が嬉しくて若菜イコール、ツインテールとなった。

 周りの生徒たちから、「スイちゃんシロちゃん」と呼ばれるようになった。

「高校卒業しても、会おうね」

 そう言い合ったのに、卒業後会ったのは一回だけだった。

 マスターは流花にだけ、自分のことを話した。

 bar「ジェシカ」のバイトに抜擢され、マスターと微笑み合う流花に嫉妬をした。

 そんな若菜に赤井は呆れていた。

 今若菜は、親友の流花とずっと優しく若菜を包んでくれた赤井を失おうとしている。

 マスターを好きになってしまった自分が悪いのは、よくわかっている。

 何度も、忘れようとした。

 でも、忘れることができないのだ。

 気がつくと教室は夕日に包まれ、もう誰も居なかった。

 若菜は、力なく立ち上がった。

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