火種
変わりたいとか、変われないとかじゃない。
許されるとか、許されないとかじゃない。
もしもとか、たらればの次元じゃなくて。
全部自業自得だって事には気づいてるけど。
ただ、それでも、かつて夢見たあの光は今でも眩しいくらいに輝いてるから。
既に腐っちまった希望でも、捨てられずにいるんだよ。
人間、前に進むしかねぇよな。
なら前向きにじゃなくてもいいから、直向きに足は動かしてたいな。
これは火種さ。
明日、明後日、いつになるかはわからないけど。
革命の炎に変わるまで。
失うものが命だけなら、それすらもくべちまおうぜ。
悪あがきだっていいさ、それで結末が変わるなら。