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・1・始まりと終わり

やっとです。やっと思いつきました。やっとかけました。これは続けます。絶対に、長く、続けます。百話は続けるつもりです。これで僕は勝負します。

王道ラノベのイメージに近づくように頑張ってます。伸びてほしいなぁ。

 楽しかった。つい5分前までは。

生まれたときには世界は戦争まみれだったけれど、家族がいた。作物の世界的な不作でも、うちは裕福だったからなんとか鳴った。パンデミックでもみんな生き残った。太陽が暴走し始めたからシェルターに入ったけれど、中で友だちもできた。今日外に出れることになて、みんな喜んでいた。


 けれど外に出たら真っ暗で3メートル先はもう見えない。そこかしこから悲鳴も聞こえてくる。仲良くなったフランも、ウィルも、マクシムも頭を抑えて転げ回っている。両親も、妹も、見えなくなった。何も分からない。なんでこんなことになっているのかも、何が起きているかも。一つわかるのはもう楽しい日々は終わりだってことだ。


 「お兄ちゃん!!」妹の声が聞こえた。なんとかその声を頼りに妹の手を掴んで、抱きしめる。

「大丈夫だよ」そう言って慰めたけれどまだ震えている。「大丈夫だよ。お母さんもすぐに・・」

くる、と言おうとしたら、悲鳴が聞こえた。母の声だ。父の悲鳴もさっき聞こえた。多分ふたりとももういない。もう僕達しかいない。


 そのまま2時間はうずくまっていたと思う。周りが明るくなり始めたのに気がついた。僕が顔を上げたことに気がついた妹が声を上げたけれど、僕は答えなかった。声が出せなかった。いつの間にか、目の前に三人の男が立っていた。僕の方を見てはいない。けれど、動けなかった。にらまれている感じがするなんてもんじゃない。気配に押さえつけられてるみたいだ。全身から立ち上る気が見えるような気がした。けれど喋れなかった理由はそれじゃない。男たちはこう言っていた。お前も悪趣味だ。ここまですることないのに、と。お前だって、世界人口の半分殺したじゃないか、と。

犯人はこの三人だ。今のこの地獄も、食糧危機も、パンデミックも、全部この三人だ。頭の中で何かが弾け、頭の中が真っ白になって叫び声を上げて飛びかかった。吹き飛ばされ、壁に叩きつけられたところで記憶は途切れている。

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