キャラクターから書く:脱線編
1)キャラクターを書きたいのであれば、何らかの変化を書きたいところです。……そうか? そうなのか?
二次創作をする場合キャラクターを書きたい場合でしょうか? この時、キャラクターに変化を求めますか? 求めませんね。自分の考えた物語、にキャラクターを落とし込んで動いてもらう場合は、物語から書くに当てはまるんでしょうか? 小説を書くきっかけは2つと言っておいて、どっちにも当てはまりそうなものがすぐに出てきました。
個人的には二次創作をする場合と言うのは物語から書きたい場合に分類できると考えます。と言うのも、原作から与えられた物語に物足りなさを感じているからでしょう。こういう話も欲しいな、という考えから書き始めるのではないでしょうか?
ちなみに、小説の魅力点として、
・世界観
・キャラクター
・ストーリー
の3つがあると考えている人種です。でも世界観だけで小説を書きあげる人なんているんでしょうか? 世界観だけで書きあげたら日記や探検記の方が近そうな気がします。ガリバー旅行記、どう分類しましょうか。風刺目的であればストーリー重視ですかね?
こう書き出してみると如何に自分の考えが脆弱かわかります。2年後までの宿題にしておきましょう。
2)私がキャラクターから書いているのが『吸血姫様』です。最初にあった動機はラブコメが書きたい、ということですが、最初から決まっていた出来事はなく、キャラクター像を考えていたら必要なイベントが見えて来た感じです。ラブコメを書く場合ってキャラクターが重要そうですけど、どうなんでしょうか。体育祭のシーンが書きたい、という動機でラブコメを書く人は少なそうですよね。デートシーンが書きたいという理由で書く人はいそうですが、その場合も誰でもいいからデートしていて欲しい、という訳ではなくやっぱりオリジナルキャラのデートシーンを書きたいから書くのではないでしょうか? どうなんですかね。
さておき、吸血姫様はキャラクターから書いていると言いました。この時、キャラ性は、
・ポンコツで周りに頼るヒロイン
・優秀で周りに頼らない主人公
の対比を作ってうまく回せないかなというコンセプトで作りました。先にいたのはポンコツヒロインです。恋する女の子を書いてみたかった。理由はそれだけ。
キャラクターから書くためには、キャラクターの関係性を考える必要があります。
似たようなキャラばっかり出てきても退屈してしまいます。うまくキャラごとの凸凹をつくってあげられると良いと思います(出来てないやつが言うな)。
3)キャラクターが全く変化しない作品ってあるのでしょうか。小説の書き方、で調べると作品のテーマを決めろ、だったり、主人公の変化を描けだったり、そんなこと考えられないよってなることが多いです。けれども、作品を読んでみれば、大体どんな作品にせよ話が進むにつれてキャラクターの内面だったり、関係性が変化しているように思えます。こう考えると、全く変化がないと平坦な話になって退屈しそうだななんて思うようにもなります。
とはいえ先ほどの二次創作の例でも挙げましたが、二次創作の場合はキャラクターの変化と言うのは少ないですよね。自分の好きなキャラが動いているだけで楽しいのですから。しかもそれでいて読んだ後の満足感、というのもしっかりあります。一体何故でしょう。一次創作と二次創作を一括りにしようとしているのが悪いのでしょうが、そこの差異も気になるものです。
